鳥兎子

※ほのぼのでもハッピーエンドでもありません。フィクションです。 冬の雪山で遭難した老夫婦。 救助隊が懸命に捜索を行ったが、夫は凍えてしまい、妻だけが生き延びた。 夫は最後まで…

国立大学後期の合格発表に、僕の受験番号は無かった。 傷心の僕が、開花の遅れた桜の樹の下で出会ったのは。

16歳の少女マリアは、ささくれだった手が傷つくのも構わずに、泣きながら一心不乱に桜の樹の下を掘り起こそうとする。 彼女は小学校の卒業時に、大切な人と一緒に桜の樹の下にタイムカプセ…

男子高校生のアズサは、ファンシーショップで見かけたミッチーと呼ばれる少女に一目惚れした。 少女を探すが見つからず、少女の友人と思われる人物に手紙を託すが、待ち合わせに現れたのは同…

小学生の頃、祖父のお通夜の日を思い出す。 いつも険しい顔をしていた祖父の日記を、美香子は見つけて読んでみることにした。 ＊フィクションです。実録ではありません。 ＊私は祖父と…

ある日、中学三年生のタツトがトイレに入っていると、カウントダウンが始まった。 トイレは時空を超えた。

母の遺品整理をしていた私は、着古した緑のカーディガンを見付けた。

腫瘍内科の俺の外来に、今日も彼女はやって来る。小悪魔を装っただけの、ただの一人の女の子として。 ・拙作「私は天使が嫌いだった」のスピンオフとなっていますが、まったく別作品となっ…

　コドクな青年×一途なヤンデレ美少女妖狐の異種族恋愛ラブコメ、ここに開幕！ 　主人公の和泉直也は何かにつけて孤独感が憑きまとう青年だった。片思いの相手に彼氏がいる事にショックを受…

短編異常恋愛小説。 主人公には彼女がいた。自分のヒロインになることに何よりも幸せを感じる。ヒロインを愛し愛される関係こそ真の愛だと思っていた。しかし、彼女の秘密を知ってしまい愛と…

KAC2024の参加作です。 テーマは、色。 わたしことマミと、幼馴染みのスズメ。 身長差約30cmの『凸凹姉妹』。 放課後の何気ない日常の会話。 「スズメは夢ってカラーで見…

KAC20247【色】 親愛なる壱単位様へ。 某お話で、私ではないもう一人が書いたお話。 それにちなんで、書いてみました。 内容は異なりますがｗｗ

わたしの美しさが好きだと言ってくれたあの人 だけど、年月を経て、わたしの容貌も衰えて―― ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ KACお題「色」参加作品です

お題 「色」

この物語はフィクションです。 【登場人物】 俺……○○ 記者仲間……A

KAC20247。『色』。 いろは歌の二次創作です。たぶん。

KAC20247『色』参加作品です。 様々な裏切りに遭う内に世界が灰色に見える様になった僕。 そんな中でも、僕は君に出会った……。

　酒屋のひとり息子、五香三咲は育ち盛りの中学二年生、今日は美術の授業で色彩学、色相環と補色について習った。 　帰宅すると定休日でもないのに店が閉まっている。どうやら母親の体調が悪…

様々なものを見送る、部屋の一幕。

私の怪談って、怖くはないはず ホラーではないなら「SF（すこしふしぎ）」に属するのかも？ 今までは「現代ドラマ」にしていましたけど、これからは「SF」にしてみようかな？ と、い…

『僕』は中学卒業の時、女の子から住所を聞かれる。その後、彼は自分が相手の連絡先を聞き忘れたことを思い出す。そのうちわかると思った彼女からの初めての手紙には、差出人の住所が書かれて…

KAC20247 お題【色】 赤

一目会ったその日から、花咲く恋もある。 人生理屈じゃどうにもならない事もある。 理性も、常識も、恥も外聞も殴り捨てて、心の赴くままに人を狂わす。 それが一目惚れ。 そして、今ここ…

剥製職人見習いの僕は弟弟子の少年の腕に嫉妬する。ある日「東洋で『色鳥』と呼ばれる鳥の剥製を作れ」という課題を出され……？

見えない何者かが、こちらを窺っている。 この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは関係ありません

ぱっと浮かんだ言葉が、色即是空だったのでこうなりました。 なんでこの言葉からこうなったかは永遠の謎ということで。

中学二年生の酒向ナツミは、人のささくれを毟り、その跡（傷）を見て運勢を占うことができる。 名付けて『ささくれ占い』という。 よく当たると評判で、今日も占って欲しいクラスメイトの列…

鬱病で家から出られない。 もう大人なんだから、自分で何とかしなくちゃ。 でも、もう限界。誰か助けて……。 人生は、終わったと思っても続く。 これは、彼女が人の温もりに気づくまで…

「じゃあ、私が内見して手配しておくわね」 「美月、悪いな。単身赴任先の部屋探しまでさせちゃって」 忙しい夫・和夫に変わって、夫の単身赴任先の部屋探しをすることになった妻・美月。…

KAC20243『箱』のお題にて。

　新選組副長・土方歳三は、文箱を新品にした。 　しかしこれが、思わぬ噂を招く。 　中身を唯一知る、一番隊組長・沖田総司はこの噂を面白がるのだが、平隊士たちは戦々恐々で…。 　はた…

　今住むアパートの老朽化が進み、引っ越しをしなくてはならなくなった。 　デスマーチで時間の余裕がなかった私は、残り三分となったところで何とか理想の物件を見つける。 　そこは元の家…

きれいな桜貝をもらったので ステキな入れ物がほしくなった。 知人の箱匠のところに行って ステキな箱を作ってもらおう。 ＊KAC2024 第三回お題「箱」に寄せて書きました＊

　夜道を歩いていると、ある木箱を見つけた。 　その中にあったものとは一体…… 良ければ、以下もどうぞ。 人類を滅ぼす為に、魔王の息子が人間に転生をしますが、母(人間)の愛…

『処分してほしい端末がある』 よくある依頼だが、回収に向かう直前に急用が入ってしまうとは予想外であった。しかし、その程度では慌てない。こういう時は素直に外部を頼るのが一番の近道…

『大事な物が入っています！』と書かれた箱があったら、 あなたは一体何が入っていると想像しますか？ これはとある配達員がとある箱に思考を巡らせるお話です。

母ひとり、子ひとりの暮らし。俺が作る味噌汁はいつも不味かった……。

　中学生の圭吾は、父親の再婚で新しい家族と生活を始めることになった。その直前、市民プールを訪れる。未だ折り合いのつかない自分の心に、何某かの落とし所を見つけるために、圭吾は人気の…

ちーちゃんが教えてくれたの。 黒い箱にみんなみんな入れたらだいじょうぶだよって。 それは本当だった。 痛くも苦しくもないよ。 ちーちゃんの黒い箱があれば、だいじょうぶ。 KAC…

KAC2024第３回お題「箱」 ◆ オトメにとっての癒しとは？　きゅん♪してたいの、いつまでも！ 夜中にひっそり　王子さまに会いに行く…… ◆ ランクイン>>恋愛。日間３位＆週間…

昔々、群馬県高山村という山奥に、とあるお城が運ばれてきました。 お城の名前は「ロックハート城」。かつて英国スコットランドに実在していた本物のお城です。 お城の大移動と一緒に、ひ…

駅という、日常生活に密接した空間で起こる怪。 背筋も凍るような体験談をご堪能ください！

黒歴史放出祭参加作品です。 カクヨムを始めた私が「ゴリゴリの純文学」とタグに付ける顛末とその後。

ファンレター。 ファンからの愛、もしくはエゴと呼んでいいかもしれないものを一方的にぶつけることの出来る装置。 大抵のファンレターは、受け取った側を喜ばせるような内容。 でも、若く…

啓の姉、恵留。年の差１２歳の姉がもつ、メイクボックス。 啓の幼馴染、亜衣。 啓と亜衣、二人にとって、そのメイクボックスは、魔法の小箱だった。 これはお化粧が変える、男の子と女の…

KAC20244【ささくれ】 800字小説

ある日、"僕" は母親から奇妙な箱を手渡された。 母は "僕" に言う。 ──『"本当に悪いモノ"を吸い取ってくれるんだって。あなたも私に似て星の巡りが悪い様だから。だからあ…

新婚のユウくんとタマちゃん。 ユウくんの服のボタンが取れかけているのを見て、タマちゃんはつけてあげると提案する。 出してきたのは、小学生のころから使っている裁縫箱。

KAC2024 第3回 「箱」をお題に書きました。