玄関先に飾られていたその花は、雪につつまれて、雪色の花を咲かせるという。ひたすら耐えていたその思いは、雪につつまれた中で見事に咲き誇った。冷たい雪の色だとしても、その開花は、彼女にとっては希望に他ならなかったのだ。あなたも彼女の玄関先に立って、その色を確かめてみてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(275文字)