うーむ「未必の故意」ですか?非常に証明が難しい問題ですね!!!

この小説は、非常に、繊細で微妙な、言い回しをして書かれています。

鬼のような夫に誘われて、冬山登山。さして準備もしていません。

当然、危険は伴いますよね。

で、生き残った妻は、夫を突き飛ばしたそれが原因で、夫は死亡したと思っているし、警察の見解では、ただの凍死です。

この場合、果たして法律用語の「未必の故意」に該当するのかは、微妙なところです。

ですが、気を失った夫を放っておけば、必ず、凍死しますよね。

これは、やはり、「未必の故意」なのか?

読み手の、法律能力が試される作品です。刑法の授業では、必ず「優」が貰える内容でしょうね。