小野塚　

いわゆる、意味がわかると怖い話タイプの小話です。 怖さよりも、後味の悪さに重点を置いているかも知れません。 物語本文と解説編を交互に投稿していく予定です。 謎が解けるのを楽しみた…

防災省及び公安警察はこの人物の行方を追っている。

　夢の中で心霊写真を撮るのだ、と訴える男。 「座敷童」の出る旅館。 　それらを取材した「わたし」の見た奇妙な夢。 　そこに、いるのは。 　

神保町にあるブックカフェ烏鵲堂（うじゃくどう）の店主、曹瑛（そうえい）は元プロの暗殺者。 戦いの末に平穏な人生を手に入れて中国茶カフェを始めるが、何かと裏社会の事件に巻き込まれて…

峰賀澄（みねがすみ）家。それは、「鬼を殺した」という逸話を持つ名家。 その屋敷で行われた豪華な宴会。 つつながく行われた筈だったが、翌朝—— ＊＊＊ 少し、今までと違う作風に…

繁華街の煌びやな夜。硝子の欠片の様な 雪が舞う。北の街のホストクラブの バックルームで。『その人』は、いつも 独り窓際の壁に凭れていた。「吹雪の 日には窓を開けるなよ。」その言葉…

小噺サンダーマウンテン！！待ち時間なし！！*\(^o^)/*

プレバト俳句のファンです。 プレバト俳句を分析しながら、 夏井先生よりも多彩な添削をしてみました。 エッセイ風の評論として、 楽しんでいただけたら幸いです。

これは特殊激甚災害に発展する恐れがある一例である。

黄色い案山子の話。

とある見世物小屋で起こった事件の話です。

主にハリウッド映画が大好きでこれまでたくさんの映画を視聴してきました。 観た直後は心に残る映画、しかし記憶はだんだん薄れていく。 好きな映画の紹介とアーカイブを兼ねて不定期にまと…

その滝壺には河童が棲むという。

シリーズ二作目。 「後悔の重さや優劣は、どこから生まれるのだろう」 　子どもの頃に井戸神から魂を割られ、同時期に迎えた姉の死とそれを取り巻く環境をきっかけに、あの世とこの世を行…

「風説」……ふうせつ。ふうぜつとも。根拠のない噂話。世間に広まっている噂のこと。 ＊以前「第一編」を某掲示板に投稿済。

いくつかの過去の取材を取りまとめたのでご確認ください。

何の曰くもない和風家屋を改造したスタジオハウスで行われた巫女ものAV撮影、のはずだった。 関係者が次々と不審死し、監督の首には蛇のような痣が浮かび、女優は和室を這いずる女の悪夢に…

恋に破れた日から、同じ七夕を繰り返す娘の物語。

脳内整理です。 創作や人生とかのことで思った事を書き散らす場所。 気にしないで下さいm(__)m タイトルの通り「長ぇ💧」となったやつの行き場。

そこは、縦横に伸びる地下鉄の終着駅に 併設された商業施設。所謂、駅ビル。 何故かそこには『水族館』があって、私の 癒しになっていたんです。 ※何処かの北の街にある実在の商業施設と…

※以前、消してしまった小説を再び書きました。

　薬屋りんの三話目です。 　お楽しみいただければ幸いです。

　小野塚様の自主企画、「御彼岸Halloween怪談会」に、再び参加させていただきたく……。 　ホラーの心算なんですが、怖く無かったら申し訳ありません。お楽しみいただければ幸い…

鰻を獲る漁師が見たもの。

杉のご神木に縫いつけられた怪鳥と娘の物語。

久しぶりだなあ。 昔はこうやってよく遊んで、お前に怪談を聞かせてくれってせがまれたっけ。 時代も場所もバラバラで、オチも理由もないものだけど、またあの頃みたいに怖い話をしようか。…

崖から落ちて大怪我を負ったティリオン。意識不明のまま、ペイレネを信奉するコリントス兵たちに守られている、スパルタ残兵の隠れ陣にかつぎこまれる。一方、アフロディア姫はフレイウスに捕…

お待たせました、「たった四行」シリーズ第四弾！ 今回の舞台は、な、な、何と物語の世界！ どこかで聴いた事のある『日本むかし話』を、笑いとナンセンスでいじってみましたー！

鏡堂＆天宮コンビが活躍する怪異事件簿シリーズの第7弾です。 不可解な連続殺人事件の捜査の過程で、前回の＜窮奇＞事件から続く謎の全容が明らかになります。

　最近車町、今で言う東京の港区周辺で発火元不明の火事が多発し、小さな騒ぎになっていた。ただ火事ならここまで噂として流れ移る事もないだろう。 　噂の元凶は青火とその火事で燃やされ…

信州の奥座敷に佇む上高地は、古くから静寂と美しさで訪れる人々の心を癒す聖地です。梓川に架かる河童橋から眺める穂高連峰の姿は、北アルプスの霊峰として、朝日に輝く山々や霧に包まれた幻…

北の国では十月の終わりには初雪が舞う。 その先触として小さな白い雪虫が…。 この土地に赴任して間もなく遭遇した、 決して忘れることの出来ない小さな事件。 あれは初雪と見紛う程の、…

「なんか、夜な夜な女の泣き声が聞こえるんだよな」 バイト先の先輩が話した、噂話のような怪談。 でもボクはその正体を知っている。そして状況はとてもまずい。なんとかしなければ―― …

1972年、香港。日本の大手映画製作会社に所属する俳優・葛原二式（くずはら・にしき）は、香港の映画製作会社であり東洋のハリウッドとも称される姚神狐（ヤオシャンフー）有限公司に招か…

【✨１０００PV感謝✨】ひねくれ者のめんどくさいキャラ達が送るスローなRPG。 【あらすじ】 僕はある日突然、母から勇者の子孫だと告げられ、城に呼ばれることになった。どうやら家…

不思議な青年と出会った雪女の物語。

「現代詩フォーラム」という現代詩専門投稿サイトにて公開した作品をコピーします。 ラノベのワナビとして僕を知る人が、現代詩の水準に達しない言葉をどのように受け取るのか、知りたいで…

　夕暮れの新宿歌舞伎町の路上で若いホストが急死する。現場にいた通行人は彼の身体に大量のムカデが這い回るのを見た。あまりにショッキングな状況に死因が報道されることはなかったが、ホス…

「結局、僕はおこぼれしか預かれませんでした。」 都内の中学校で女子生徒が男に食い殺された。 容疑者の友人・多聞は納得がいかず、ヤクザの男と手を組み独自で事件を調べ始める。 一方女…

地獄の根暗、そう呼ばれた、武闘派？　少女ゆかり、未来の紫式部が、無意識に巻き起こすハッピーな数々と騒動。大作家への成り上がり！あの定子さまと清少納言にも幸せが！？　和泉式部の恋の…

本作はフィクションです。実在の人物および団体とは関係ありません。

真っ赤な彼岸花が幾つも咲き乱れて 揺れていた。夏の名残の陽炎が、彼岸と 此岸を曖昧にする。あまりにも幻想的な 墓場の光景。ここより先は、死者の領域。 あの日、垣間見た赫い檻の、そ…

鄙びた漁師町に唯一の旅館。明治時代に 建てられたという和洋折衷のハイカラな 旅館には『開かずの間』がありました。 商売繁盛、縁結の『神』を祀るというその 部屋は、代々女将だけが管…

幼い頃の記憶をかき集めて書きました。 登場人物 私…昔(幼少時代〜社会人10年目まで)不思議な体験をすることが多かった。 兄弟…霊感などはない様子。 母…あっけらかんとしたさっ…

原因、因果、関係性、所縁・・・そして結果 そういった理屈、理論を度外視した、 怖いだろうな、っていうホラー演出の部分だけに視点を当てて考えてみました。 理屈抜きなんで、考えなくて…

目から産まれた山彦と海彦の物語。

サーカステントじみた屋台。切り盛りするは、人形めいた美貌の店主。 『それ』をすくったら、もう日常へは帰れない――――！？ ◇ 神出鬼没のおかしな屋台。人魚すくいを知ってるかい…