ジャンルはホラー、題名にも「怪異」の文字。すると恐怖が連続すると思いきや。主人公達は危険な事態に巻き込まれ……てはいないのかなぁ、これは。中には実際に大変な境遇に陥った登場人物もいる気がしますが、どことなく、ヌルくて、悲壮感がなくて。怪異であることは理解できるのに、困ったかと問われるとそうでもなくて。ギリギリで怪異に触れない絶妙な距離感。下手に怖がらせるより作家としての技巧が光ります。
【友だちを作ってもいいですか?】 【矢印に誘われて】【ちょ〜オ〜シ〜】作者の超短編怪異譚集の第四弾! タイトルに示される通り。不思議で不気味な、そしてシュールで怖い掌編がいっぱい! 様々な方面に明るい作者の怪談には古今東西、まるでその場に行った様な感覚と臨場感に目見える事が出来るのだ。 刹那生滅 その様々に映る景色を掌編に載せて目の前に現す。勿論、不思議で怖い、そんな話のオンパレードだ。 前作も含めて、日々の楽しみにするのには持って来いの掌編集。是非とも携えたい作品集である。
逢うと『いいこと』があるという『靴箱さん』出会った子供達は何を願うのでしょう。学校怪談は子供目線だから怖い……っていうのが定石かもしれません。ですが、『靴箱さん』は大人が出逢っても怖い、そう思いました。
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