概要
「その願いが理となる」
将来の名探偵であるところのEは人面犬の噂を聞きつけて、霊感少女のKとともに調査に乗り出す。
小野塚様主催の🎐納涼怪談会🍉参加作品。
小野塚様主催の🎐納涼怪談会🍉参加作品。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!また街に、変なのがでやがった
とある「探偵」を自称する少女が、
街に出没する謎を解決するため、突然現れた「人面犬」を捜索するというお噺。
おかしくなったのは、犬の方なのか、それともそんなものが現れてしまう街の方なのか。
本作は、主人公が一見オカルトなものに必死に手を伸ばして近づこうとした挙句、声を失ってしまい、そしてそれを解決するために奮闘していくという流れになっていく。
ニノ前先生の作品は、はっきりと大きな輪郭を前に出し、丁寧に自画像を描くかの如く……そして、余白すら残している。
その余白の部分に知らぬ間に吸い込まれ、いつの間にかこの街の虜になってしまうのだ。
『理』とは? 分かり合えるもの、分かり合えぬもの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現代のゲーテ
“願いが理となる“
願いとは自然に生まれた渇望。
その渇望が、理となる。
ゲーテが書いたファンタジー作品。
『ファウスト』
ファウスト博士を尋ねた、
ひょうきんな悪魔、
メフィストフェレス。
メフィストは、侵入してきた経路を、ファウスト博士に塞がれてしまい、出られなくなる。
悪魔は、侵入した経路からじゃないと、再び、外には出られない。
コレは、理だ。
こういった理というのは、とても好奇心をくすぐられる。
紹介文の冒頭に、物語の芯となる一文を書き、興味をくすぐり、物語の途中で、セリフとして、再び登場。そして、その理の謎自体が、ラストにつながる。
怪異による物語を好む者には、この演出はたまらな…続きを読む