神宅真言（カミヤ マコト）

竜が好きで、三度のご飯より竜研究に没頭していた侯爵令嬢の私は、婚約者の王太子から婚約破棄を突きつけられる。 それだけでなく、この国をずっと守護してきた黒竜様を捨てると言うの。 黒…

　この世界とは異なるとある世界。その世界きっての大国、『シエラ王国』にある名門聖女学院を卒業したレナ。晴れて聖女となった彼女だが、初級の治癒魔法くらいしか満足に扱えず、周囲から『…

『ファミリア・スピリット・デュエリング』！ 通称ファミスピ！　それは日本のシェア率No.1の大人気トレーディングカードゲーム！ そのＴＣＧを集めることを趣味としている俺こと束上…

「なった話」というシリーズを書き始めました。すべて1話完結の予定です。 第1弾は「蛇」。これから色々なものになっていきます。 【あらすじ】 小学校の同窓会で、蛇に咬まれた同級生の…

婚活は今のインターネットを生きる人々にとって重い問題だと思います。 海野しぃるにとっても勿論そうでした……人間の心さっぱりわからん……でも人間の心がわからなくても上手く行っても良…

この物語りは、北陸の某県の超僻地での、狂気の村（『人喰村』）の、伝説云々の話である。 冬の多い時は、積雪４メートルにも達するこの村に、旅人が間違って入り込むと、何処からともなく…

転生したら真っ白な雄猫だった。 ご主人様は前世の愛妻。そしてご主人様の婚約者は前世の親友。 モヤモヤしながら過ごす毎日だけど猫だから何もできない。 そんなある日庭で黒猫がうずくま…

戦後の広島。 ならず者の男の所に一通の電報が届く。 世話になった兄貴分が危篤との事だった。 駆けつけた男が見たものとは……――― 同設定の長編小説「八朔日の贄」↓ https…

『霊が見えて、簡単な会話もできる』という能力を持っている大学生の古賀湊（こがみなと）は、これまでこの能力を疎ましく思い、他人にバレないようずっと隠しながら過ごしてきた。 しかし…

　売れない役者志望の青年、群山春彦はヤケ酒をあおり、二日酔いで新宿を徘徊していた。そこにネットニュースのレポーターがインタビューをしてくる。内容は「日本に童貞・処女の割合が増えて…

星崎は不思議な少女だった。 荒唐無稽で、型破りで、独りぼっちで、猫が大好きだった。 そんな彼女がある日突然僕に言った。 「ねえ知ってる？　宇宙猫は今日も地球を守ってるんだよ？」 …

僕が産まれる前に、人類は概ね滅亡したらしい。小さな島の、かつては中心部だったのだろう石造りの町は荒廃して静まり返り、物心ついた頃から僕の世界に存在する人間は、ただ兄一人きりだった…

ブラック会社で上司にいびられながら、日々のタスクをどうにかこなす大炊旺太郎は悪魔の力に目覚めた。その力によって上司のパワハラを回避し、復讐することができたのも束の間、突如、女子小…

探検気分で廃墟を訪れた少年がひどい目に遭う話です。

九年前、「灯火教」教主である有慈の妻となった珠希。 現在は教団本部で有慈や信徒達と暮らしながら、事務方トップとして働いている。 業務や面談で忙しない毎日だが、過去を忘れるほど充実…

　この世界には、圧倒的強者というものが存在する。 　それこそが、世界の超・超・超大国『李皇国』である。 　李皇国の存在に比べれば、どの国も吹けば飛ぶような小国でしかない。 　唯…

[毎日、20時投稿予定] ブレス王国の女王様、カリナ・トラナグル。 彼女は父の風格と卓越した剣術、絶え間なく学ぶ姿勢を持ち合わせていた。 故に、12歳にして国内最高峰の学び舎…

雨音の微かに滲む暗い夜、夢とも現実とも曖昧な薄闇の中でベッドの傍らに影のように立っていた『そいつ』から、話を聞いて選んでほしいと頼まれた大学生・佐倉。 あり得ないはずの思い出話と…

「だって憑いてきてるもん。旦那さん。幽霊なりたて、ほやほやの姿で」 夫の死を告げた春絵に対し、アスラは言い放った。 「だからぼく最初に言ったじゃない。あの男との結婚は碌な結末を迎…

小学校５年生の頃、女子三人で「こっくりさん」をしたときの話です。鳥居は口紅、五十音表は４Ｂの鉛筆、十円玉は昭和64年。打ち付けられた木板から、廃校舎の教室に差す夕日。三人で十円玉…

各地を転々としながら無店舗型性風俗営業――いわゆるデリバリーヘルスで働く恵美さん（仮名・24歳）から伺った話をまとめたものです。彼女自身の実体験のほか、彼女が同僚の嬢や店長、オー…

とある田舎、とある家にまつわる怖い話を集めました。 ※短編連作形式となっております。 ※カクヨムコン10ホラー部門エントリー作品です。 ※誤字脱字を発見した際は、コメントで教え…

　自らを魔女と称する高級娼婦にして男爵夫人のヌイヴェル。 　“肌の触れ合った”相手から情報を抜き取る魔術を行使する。 　部屋の中ではひとときの安らぎと楽しみを、部屋の外では陰…

一世紀以上にわたり、商業的利益を巡って戦争を繰り広げてきた二大強国、ヤーグベルテとアーシュオン。だが、その均衡がある日突然崩れ去る。アーシュオンが手に入れた「超兵器（オーパーツ）…

〝それ〟はある日意識を持ち、命じられるままに戦い続けていた。 いったい何から攻撃されているのかはわからない。 だが、戦わねばすぐに命を失うほど苛烈な攻撃だった。 そしてある日。…

　怪異による人的被害の対策を行う秘匿された捜査機関（照魔機関）に所属する捜査官——日暮逢と神無四辻。 　逢は原因不明の記憶障害を抱えているものの、体に染みついた分析技術を駆使し…

レクレーション好き高校生の慎也は、夏休みに中学時代の友人達とオンラインで百物語をするという遊びを企画する。 ルールは深夜零時にそれぞれの自宅から、その場で作ったＡＩ怪談を一人一話…

――これは悲しい物語。そして乗り越える物語。主人公の女の子、バック＝バグの運命がどうなるか、最後まで見届けてくださると嬉しいです。 《過去》 　月神会という宗教に入っていた両親に…

　横浜市にある「聖英学院」。元々、幼小中高大学一貫の女子高であったこの学校は、一年前から共学化し、二年目を迎えた。 　エリート中のエリートが所属する高等部２年A組……学業、スポー…

※縦組み表示を推奨しております。 カクヨムコンテスト10【短編】、みんな集まれ！萌花のいっぱいアワード！【要項必読】参加作品

東京の世田谷区の三軒茶屋にあると言う、噂の「人肉ラーメン店」に、纏（まつ）わる物語です。 その「人肉ラーメン店」を纏（まつ）わる、ある物語です。 ホンマかいな？ 本当です。…

資源枯渇に陥った地球に突如現れた異界たるダンジョン世界。 ダンジョンは出現から二四時間後に消失するが、中より溢れ出る魔物に近代兵器は通用しない。 中を調査しようにも、生身の人間は…

　人とロボットが共存する世界。ある居酒屋で、ロボット店主と人間の従業員の遺体が発見されます。 　それは事件だったのか、事故だったのか――ロボット刑事のDC‐１が辿り着いた答えは。…

酒の勢いでワンナイトやってしまった男二人のほのぼのカニバグルメBLです　不定期更新になっております、ご了承ください モデルさんは存在しますが許可を取っており、実際のご本人と関係は…

短編全９話／僕の周りには怖い人がたくさんいるのですが、その中でも一番怖いのが、リサ。 ——あ、友達じゃなかったのかも……。 と思った時の話です。

　新作落語風のお話です。ボロアパートに暮らす独身男、佐藤。ある日、壁におかしなものが生えて来て……。 　噺家・てやん亭 今竹松の語る怪談噺、お楽しみいただけたら幸いです。

喫茶「くらく」では金さえあれば霊視をしてもらえる。 オーナーであり霊視能力者の兄、和美。特に力は持たず用心棒代わりの弟、直美。 二人は次々と霊視で事件を解決していく。 毎日更新。…

短編シリーズ「鏡堂達哉怪異事件簿」7作を一つにまとめた作品です。 個々の話はそれぞれ完結していますが、7作を通して流れる怪異の大きな流れが最終話で明らかになります。 第1話は「あ…

【異世界テイストの痛快武侠活劇を是非ともご堪能あれ】 三目人たちが暮らす耀王国。 耀王の第二王子に嫁ぐため、耀都を訪れた曄公の姫伽弥は、夜半謎の兵士たちに襲撃され絶体絶命の危機に…

俳句や短歌も全くの素人。でも、言葉の 表現としては興味があって、ついつい 出来心でやってしまったノートの呟き。 日常の生活でふと目に留まった風景。 そして色んな作品を読んで心に浮…

※作者の代表作＜ラグナロク―神々の黄昏ー＞をカクヨムコン10応募のために、小説構成を読み易く改変したものです。内容はオリジナルと同じですので、ご注意下さい。 【紹介文】 神の深淵…

文芸部員のノートに本人の許可を得ず赤字で書き込む行為をする先輩がいる。それがもとで学校に来られなくなった部員もいる。ついにその真相が明らかになる。

※作者のSF作品＜ストリーム＞をカクヨムコン10応募のために、小説構成を読み易く改変したものです。内容はオリジナルと同じですので、ご注意下さい。 【紹介文】 今から５億年以上前、…

クトゥルフ×ブロマンスの異色ホラーサスペンス。「怪異の掃除人」シリーズ第三弾。 怪しい三十路男とお人好しの大学生男子が、時に軽口を叩き合い、時に背中を預けながら、名状しがたい怪異…

※エブリスタにてホラートレンドランキング過去最高の8位となりました。 　怨霊、地縛霊、浮遊霊――念とは魂であり、それがこの世に存在する幽体の正体である。殺害されるときに抱いた怒…

この國には古から八百万の神々が座す。 奉祀する事も調伏する事も叶わない、所謂 『祀ろえぬ神』が存在する。それを代々に 於いて管理する『神籠』更には『神殺』と 呼ばれる血に由来う者…

白鴎国の後宮城下、宮の花街にて占い屋を始めた齢二十一の紫霞（しか）。妖艶な美女を装い全身を真っ黒な衣装で統一し、半透明な布で素顔を隠す――そんな彼女には大きな秘密があった。 …

とある小説投稿サイトに『異界のおみくじ』という短編怪奇小説が投稿された。 実際に語り継がれる京都の伝承を元にしたこの作品では、文壇を目指す栗彦という名の男が、夢を叶えると言われ…

「メヘルブ」と呼ばれる辺境の麓街。 そこは政治も戦争もない平穏な世界で、住まう誰もが神に感謝し、安寧の祈りを捧げることを習慣としていた。 その街の教会で司教が亡くなった。 新たな…