概要
神秘体験をしたオカルトサークルのカルト宗教化とその結末
オカルトサークルに所属する女子大生の【私】がある日、部室に足を踏み入れると不気味な祭壇が鎮座していた。
この祭壇を作ったのはGW中にオカルトスポット巡りをしていたサークル員たちであった。
なんでも彼らはとある山中の廃墟を訪れた際に奇妙な体験――全員が頭の中にイカのような不思議な存在を感じるようになった――をしたのだという。そしてサークル活動の一環としてひとまず祀ってみようと祭壇が作られたのだった。
【私】もまたオカルトについては極めて肯定的な立場であり、是非自分も体験したいと祭壇に祈ったところ、頭の中に何かが住み着いたような不思議な気分になるのだが――。
【私】とイカと時々カルト教団の奇妙なオカルトラブストーリー。
※書籍発売中の『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』の数年後の
この祭壇を作ったのはGW中にオカルトスポット巡りをしていたサークル員たちであった。
なんでも彼らはとある山中の廃墟を訪れた際に奇妙な体験――全員が頭の中にイカのような不思議な存在を感じるようになった――をしたのだという。そしてサークル活動の一環としてひとまず祀ってみようと祭壇が作られたのだった。
【私】もまたオカルトについては極めて肯定的な立場であり、是非自分も体験したいと祭壇に祈ったところ、頭の中に何かが住み着いたような不思議な気分になるのだが――。
【私】とイカと時々カルト教団の奇妙なオカルトラブストーリー。
※書籍発売中の『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』の数年後の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!偶像に理由はいらない。たとえイカだとしても
不思議不可思議、大学サークル、ホラー&オカルト、イカイカイカ……
とあるオカルト体験から次第に狂っていくサークルに属する女子大生、『私』の物語。
にぎやかなサークル活動だなぁ、『私』ちゃんも大学生らしいなぁと思えば、ストーリーはそれぞれがイカを宿してから歯車は狂う。大学祭まで和気藹々としていた大学サークルは、次第にカルト宗教の姿へ。
終盤にかけての新興宗教と化した演出は、作者・和田正雪先生の著作『道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』のホラー味とは異なる、サイコホラー味をひしひしと感じる仕上がり。思わず「ヒェッ」と声に出るような描写でゾクゾクしましたね。
その異常な状況に置かれて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!イカがいる?!『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』のその後
少しづつ読んで長く楽しもうと思っていた
『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』
気が付くと読み終わってしまったではないか!
幸せを運ぶ時間泥棒は、ページを繰ることすら意識させない。
その数年後の物語だそうだ。
あの世界にまだ浸れる、と思うと読まずには居られない。
随時更新の連載中である。
すぐに次が読める・・・のに、待ちきれない読みたい欲が!
続きが気になって仕方がないのだ。
好きな作品に出あうと必ず訪れる焦燥にも似た感覚。
イカ。
いるような、いないような。
重要である。
食卓に並ぶイカに
「君も仲間なのか?」と問うてみるが
回答はなかった・・・。