主人公、Eには野望がある。
彼女は、オカルトが好きな一方で、心霊現象や怪奇現象を信じておらず、科学的に証明される現象であると思っている。つまり、
オカルトをいつか解けるミステリーと認識していたのである。
そんなEには、最近、興味を惹く存在がいる。
クラスメイトのKだ。
教室の端でいつも一人、何かに怯えている彼女は神社の娘で、心霊が見えるのだという。
Eは、オカルトというミステリーを解くパートナーとして、Kを選んだ。だから彼女と仲良くなる必要があった。
そこで、手段として選んだのは、ひとりかくれんぼだ。
米粒を入れた人形を用意し、教室の目立つところに置いて……
人形の腹に刃を突き立てるところをKに止められる。
……作戦は成功だ。
ここから、二人の交流が始まるのと同時に、Eにとってはまさに、異界の扉を開く経験となってしまうのであった……。
というお話にございます。
物語はここで完結だが、この二人の今後を想像するのもまた楽しいだろう。
一体、神とはなんであるのか。
怪異とは? 怪奇現象とは? 死とは? 死後の世界とは?
そして、どうしてそれに人々は恐れるのか。
我々にとって、常に短にある存在。死。
色々と想像させ、考えさせてくれる物語に思えました。
是非、ご一読を。
少女Eは少女Kに興味を持った。なんでも神社の境内に建つ家に生まれた彼女には霊感があるのだという。
少女Eは現実主義者であったが、しかし、それだからこそ非合理的な事象を欲していた。で、彼女はいよいよ少女Kの気を引くべく動き出す——。
うーん、自分に霊感があったとしたら……困りますねえ、こんな人がいたら。
私だったら絶対に関わりたくないものですが、果たしてKちゃんはいかなる判断をするか……。ぜひご覧くださいませ。
本当、Eちゃんはとんだ困ったさんです。あまり喋ってはネタバレになりかねないので黙っておかないといけないのですが……まったくこのふたり——いえ、やはりやめておきます。たっぷりお楽しみいただきたいので。
おすすめです。ぜひぜひ。
これは作者を知る者ならばピンと来る筈。
『彼女達』の不穏な出会いの物語。
オカルトに並々ならぬ興味を持つEは
不思議な力を持つという噂の神社の末裔Kに
ちょっとした悪戯を仕掛ける。
否、これは紛れもない呪いの儀式。
神様やお化けは本当にいるの?
少女の幼気な興味は、あってはならぬ
モノを呼び寄せる。
そこは、此岸と彼岸の境界線。
夕闇迫る神社の鳥居。
惟より先には入られぬ、行きは良いよい
帰りは怖い。
おトモダチが探しているよ。
在らぬ世界へ自らが開けた穴には
赤黒い色に塗れた臓物と米。
彼女は言う。
「此処は此岸と彼岸の境。その境界を
断つ。」
そして、今も尚ずっと 彼女 を
探し続けている。