我々はある男性から、「どこ行った?」というモノを探すために部屋の中でスコープカメラを使った、というお話を聞きます。それが……とんでもなく怖いのです。「なんで⁉︎」が解消されない恐ろしさ。「えっ?」となった瞬間、暖房の利きが悪くなります。もう部屋中が寒くなるのです。今はまだ2月ですから、はじめに どうにか暑いくらいに部屋をあたためてからお読みになってくださいませ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(77文字)
イギリスの童謡、マザーグースのなかに『The Untidy Man(だらしない男)』という歌があるのをご存じでしょうか。谷川俊太郎氏の翻訳「ひとりのおとこが 死んだのさ」でご存じの方も多いかもしれません。あの歌の帯びている不気味さを、本作は生々しく吹きつけて来ます。ええ、吹きつけてくるのです。この程度の「だらしない人」なら、意外と身近にいても、そうおかしくない。そう思わせてくるのですから……。
「あるかも…」と、思わせるホラーでした。こういうのが一番怖いかも…。
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