小山らみ

　ワタシたちは人間が嫌いなの。 　でも人間はワタシたちが好きでしょう？ 　春の花なんて山ほどあるのに、お花見といったら絶対ワタシたちだもの。

とある事を思い出しながら”コワい”という言葉について考察する主人公を描いたお話。 ※個人的に実験的な作品です。

このお話は、実話ですが、登場人物は仮名です。

犀川ようさんの自主企画『第一回　さいかわ葉月賞　テーマは「夏」』参加用作品。 あらすじ：ある朝、ニュースで『私』は、昔の恋人であるナツの死を知る…… 全一話、六千字。

　８月８日８時８分に学校の裏手にある、何を祀っているのかわからない小さな祠に願い事をすると、それが叶うまでずっと８月８日をループする、らしい。

私の前腕と二の腕には無数の生傷がある。 その犯人は私が愛する『あいつ』だ。 しかし、あいつに疑いの目を向ける人間などいない。 それほどまでにあいつは、人間を虜にする魅力を持ってい…

俺自身がメンタル的な疾患を色々持ってるので、そっち系の内容が多いと思います。 でも俺が思った事はなんでも書きます。

他サイトさんの「意味がわかると怖い話」イベントで初めて書いてみました。 私は夢ノ夢子。普通の女子中学生。私が夢をみると……

　ユリは本を食う。本を食う、というか、文字を啜る。似ているけれど、ちょっと違う。生きるために、文字を自身の体に取り込む。取り込み終わった本は空っぽになる。文字が本から消え去るのだ…

夕暮れ時は私の年齢、幻想は思う事を意味します。精神安定剤を飲みながら、楽しいこと、ステキなことなどを綴った、はかない夢のようなエッセイです。一話ごとに完結です。

掌編。灯明台の話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

『【三題噺 #72】「単位」「父親」「額」』によせて書きました。

バー・ミードの一日とは……。 表題作の「バー・ミード」をはじめとした、ショートショート・その他の１５編。 この短編集は、私が書いた「ごたごた短編集」などの中から、１５編を選ん…

AIイラストから着想を得て、めいき〜様の設定力から生まれた作品です！ まずは、イラストを見てから読むと読みやすいかと！

こんな詩で、誰かも前向きになれましたら。 【１分以内で読めちゃう？】詩的小話。1日のはじまり、真ん中、終わりに、気分転換できる詩的小話はいかがですか？　短いので、内容は見てのお…

英語のことわざに「我が家のクローゼットには骸骨がいる」というのがあります。 誰もがうらやむ素敵な奥さん。じつは夜になると浮気相手の死体に夜毎キスするよう夫から強要されていた。 …

結構前に書いた話が出てきたのでこちらにも出してみます。 実話です。

通学のため駅のホームで列車を待つ「俺」は未曾有の恐怖体験を味わう事になる・・前作「駅に潜むもの」を凌ぐ恐怖が再びあなたを襲う！（前作とリンクしてますが単独でも楽しめます）

私が、小学生だった時の話です。

　祖父がオルゴールを作り、祖母が人工精霊を作る。そしてオルゴールに人工精霊を宿らせてからメロディを鳴らすと、春風が生まれる。特に祖父母がよく作ったのが【春一番】という種類の春風だ…

「同題異話・五月号　　いつまでも輝く母へ」によせて書きました。ぎりぎり駆け込みですみません！　母を輝かせてやるぞという気持ちで書きました。

この街には、誰もが知っていて、けれど誰にも構われることのない噂が七つある。 それから、誰にも語られることがない、伝承たちも。

生まれつき心身が不自由な喜助が、突然学校に乗り込んできて子どもを連れさった。 喜助は追い詰められ、村の男衆に殺されてしまう。 喜助はなぜそんなことをしたのか。 訛りホラー第八話。

怖いけれど、ちょっと面白い話だから『怖面白い話』なんです。

「こちらで魔法のポーションを扱っている、と聞いて参りました。辛い失恋を完全に忘れられる薬だそうですが……。そんなもの、本当にあるのですか？」 　怪しげな薬を求めて、怪しげな雑貨屋…

ある日、貴方のアカウントから謎の投稿がありました。 貴方には全く覚えがない投稿。 だけど、その投稿は…。

　きらきらと輝く瞳が印象的だった。 　幼い彼女はたどたどしい足取りで私の元まで来ると、荒っぽく棚から引っ張り出して抱きしめてくる。 　そして彼女は私を抱いたまま、お気に入りの窓辺…

『【三題噺 #63】「朝」「視線」「影」』によせて書きました。

「偽教授檸檬杯」によせて書きました。リアリティはないけど脳みそが出てるので、一応残酷描写ありということにしました。

僕は死ぬつもりで山奥にきた。そこに突然あらわれた裂け目！　裂け目に張られた一本のロープの上で、僕は綱渡りする事に…… 原口 モ と申します。 『ロープ』どうぞよろしくお願いしま…

未来が見える占い師に一年後の未来を聞いた。 それからの私の生き様。

この小説は、小説推理新人賞（第２８回：双葉社主催）で、あと、一歩まで行った推理小説です。 第２９回の受賞者は、「湊かなえ」さんでした。一挙に、全て読めます。 さて、教え子を衝…

私が先日洞爺湖に訪れた際、いろいろと体験したことがある。その中でも思い出深い経験がいくつかあって、そのうちの2つの感動的、または新しい認識をした経験をつらつらと書いた。

トラックで人を轢くのが職業です。

前にあった短歌のコンテストに気楽な気持ちで参加しよかな～～～と書いてみたはものの結局出さぬままお蔵入りしてたやつを放り込んでおく 短歌というかただの言葉の羅列になったので、気が向…

「偽教授最果杯」によせて書きました。ジャンルがよくわかりません。

KAC2024参加作品。 8回目お題「めがね」 この春に巣立つ諸君に贈る言葉はコレしかない。 ちなみに椿のKAC2024参加作品は近況ノートと併せて読むと楽しめるかも知れ…

幼馴染の女性が羨ましいって？ まったく、みんな分かってないよ。 あんな、目つきが悪くて不機嫌そうにしてる女のどこがいいんだ？

物心ついた時から僕は影から人の心理を読み取っていた――

バス停のベンチに座る少年と老婆。 何気ない会話を交わす二人の前に、やがてバスが到着する。 少年は立ち上がり、老婆に優しく声をかけるのだった。

廃屋に横たわる一つの死体── スマホの向こうで微笑む一人の少女── 彼女の言葉に導かれ、僕は常軌を逸した迷宮へと踏み込んでいく……

鼈甲はタイマイという海亀の甲羅を加工して作られます。 生物由来の素材であるため人体に対する親和性が高く、肌触りも良いですが、 乾燥や経年劣化により、ひび割れを生じる場合もございま…

KAC20246「トリあえず」によせて書きました。がんばって「トリ」を活かしてみようとしたらおかしくなりました。

KAC20245「はなさないで」によせて書きました。二作目です。ジャンルは迷ったんですが、伝奇かなぁ…と思ってこちらに。

駅という、日常生活に密接した空間で起こる怪。 背筋も凍るような体験談をご堪能ください！

KAC2024第5回「はなさないで」のお話です。

KAC第４回お題「はなさないで」参加作品。 　気が付いた時には、すでにわたしたちはそんな関係でした。 　付かず離れず、お互いにお互いを認識しながらも言葉を交わすでもなく。 　…