随筆集、探偵小説についてが主、それと能についての熱い思いが語られていました。デビュー作「あやかしの鼓」と、それが二等当選となった『新青年』小説懸賞の選評(江戸川乱歩、甲賀三郎ほか)も収められています。巻末に夢野久作略年譜。
この随筆で夢野久作がいう「探偵小説」なんですけれども、いわゆる謎解き主体の推理小説だけではなく、もっと大きく奇譚や怪奇ものも含めた大衆向け小説群ということでしょうか。サブカル寄りの小説の一ジャンルという意味合いでしょうかね。
いまだとラノベになるのかしらん??? それともコミケが盛り上がるマンガ?
それはともかく、夢野久作は日本がふつうに戦争をしていた時代に生きた人になりますので、戦争のとらえかたが今の人たちとは異なっている印象があります。それを見るだけでも、読む価値があるかと。