野森ちえこ

一日一首。毎日更新中。 1/26（日）より、本文は曜日ごとにざっくりとテーマをきめて投稿しています。 月曜日——一週間のマイテーマ。星よみ的なものだったり個人的なものだったり…

高校時代からの友人である瑞穂は失恋するときまって水族館に足をはこぶ。そして私は毎回それにつきあわされるのだ。

自分でもいまいち動機がわからないまま学びはじめた星よみ（西洋占星術）のお勉強ノート。 ※毎週月曜日に更新予定 ※おなじものをnoteでも公開中です

　バラ専門のフラワーショップにおとずれたひとりの青年。彼はプロポーズに黒いバラを贈りたいのだという。

創作のこと、仕事のこと、そして経営者コミュニティのこと。 書きたいことを書きたいときに書くだけの自由帳です。お気軽におつきあいくださいませ。 ※タイトルに（☆）がついている記事…

　雪のなか、彼女はまるで風景の一部みたいに佇んでいた。

世界最大級の読書会コミュニティ『リードフォーアクション』のリーディンガイド（マインドマップで書籍を紹介する、約15分のショートビデオ）を見て気になった本をメモしていくだけです。

　約百名の高齢者が暮らしている特別養護老人ホーム。ここでは、およそ三、四か月に一度の周期で亡くなる入居者が続出する。 　いつも入浴のたびに「ワタシ、死ぬの？」とたずねてくるＳさん…

意味もストーリーもありません。説明できない言葉の羅列。

花言葉をお題に基本五・七・五で、それがむずかしいときは短文で紡ぎます。 ※毎朝𝕏に投稿しているものを転載しています。𝕏には朝七時ごろ。カクヨムにはお昼ごろ投稿していく予定です…

公式企画『短歌の秋』第二弾（テーマ：光） https://kakuyomu.jp/info/entry/tankautumn_2 なんとなく思いついたので、なんとなく参加してみま…

　青年は疲れていた。もう生きるのをやめてしまおうかと思うくらいに。 　そんなある日、ふいに頭に浮かんできた光景がある。五年まえの夏のおわり。地元の海岸で『心中ごっこ』をしていた女…

　薮坂さん（@yabusaka）とリレー形式で書いている物語です。奇数回は薮坂さんの担当、偶数回は野森の担当となります。 【あらすじ】 　将来の夢も展望も特になく、ただ日々を生…

昨年にひきつづきまして、𝕏でお見かけしました綺想編纂館（朧）さん（ @Fictionarys ）の小説企画に参加しています。 https://x.com/Fictionarys/…

夢月七海さんの自主企画『同題異話・六月号　Under the Storm』に参加しています。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681809307…

　高校時代からの友人である真保は非常にだまされやすい。いつか莫大な借金でも背負わされるのではないかとヒヤヒヤしていたのだが——。 ※柴田恭太朗さんの自主企画『【三題噺 #64】…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【俳句の部/二十句部門】参加作です

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト参加用に、連載中の誕生花ぽえむより十句えらびました。 『誕生花ぽえむ』 https://kakuyomu.jp/works/16817330…

きみの正しさは、いびつなぼくをむしばみ腐らせる。 夢月七海さんの自主企画『同題異話・五月号　いつまでも輝く母へ』に参加しています。 https://kakuyomu.jp/us…

　句点ことマルが部屋に閉じこもってしまいました 　このままでは、すべての文章からマルが消えてしまいます —————— 方角企画2作目 北東か北北東かなーと思ってますが、どうで…

フィンディルさんの自主企画『あなたの小説の方角はどちら？』参加作です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093074752698854

　二十年まえ、こつぜんと姿を消してしまった彼女。 　ある夜なんの気なしに立ち寄ったスナックで、ぼくは消えてしまった彼女にそっくりな若い女性と出会った。 KAC2024 第8回…

　街には彼の好きな色があふれている。 KAC2024 第7回お題『色』

　小説投稿サイトのカクヨムで出会ったオレたちは共に支えあい、競いあってきた。 KAC2024 第6回お題『トリあえず』

　おかしな噂をばらまかれている七葉。 　くされ縁の男友だち、斉出とランチにきたのだけど……。 KAC2024 第5回お題『はなさないで』

よくできた夫を殺した妻。その理由は……？ KAC2024 第4回お題『ささくれ』

　あたしは単行本サイズの小さな箱に『いまの大切』をいれておく。 　いつからか、気がついたときにはそれが習慣になっていた。 KAC2024 第3回お題：『箱』

引っ越しが好きなわけじゃない。 そのまえ段階である内見が好きなのだ。 KAC2024 第2回お題：『住宅の内見』

　ちょっとおー！　なにしてくれてんのよあんた……！！ 　舞台袖で着替え中の女優は心のなかで叫んでいた。 KAC2024 第1回お題：書き出しが『○○には三分以内にやらなければな…

　年下なんてありえないと思っていた茜だけれど、最近急に成長しだした二歳下の幼なじみ、譲のことが妙に気になって——？ ※知っている人は知っている、幼なじみのこじらせ恋愛『今日捨て…

口はださない。手もださない。場をつくり見守るだけ。 カケルくんとあたしは、お互いの親友の恋路を見守るため同盟を結ぶことにした。

　護衛の任務をまっとうして死んだぼくにはひとつだけ心残りがあった。

　わたしはガチの雨女である。それまで晴れていたのに、わたしが外に出たとたんに雨が降りだしたりする。 　おかげでこの度、めでたく離婚することになった。

女優としては驚くほど順調にステップアップしている結希。 しかし、まるでそれと反比例するかのようにプライベートでは災難がつづいていた。 柴田　恭太朗さんの自主企画【三題噺 #4…

ぼくが働いているコンビニに、毎日のようにやってくるマフラーちゃん。 どうやら売れ残りの弁当が目あてらしい。 ※カクヨムに登録したばかりのころに『マフラー』『テレビ』『お弁当』の…

　面倒ごとが嫌いなぼくはいつも傍観者だ。

多くの劇団や役者を輩出してきた東京を代表する小劇場が閉館するという知らせに、俺は二十年まえの公演を思いだした。 ※ワンカットイメージ集『ひとくち語り』の16話「みていたのは」を…

この地には、地元の人間にもほとんど知られていない、幻のようないい伝えがある。 公式自主企画「ご当地怪談」に参加しています。 https://kakuyomu.jp/user_…

Twitterでお見かけしました、綺想編纂館（朧）さん（ @Fictionarys ）の小説企画に参加しています。 https://twitter.com/Fictionarys…

母のがん告知から最期を迎えるまでの二十句連作

　私には、女とギャンブルにめっぽう弱いろくでなしの兄と、同棲中の大好きな恋人がいる。 ■柴田　恭太朗さんの自主企画【三題噺 #19】「兄弟」「金」「タブー」参加作です。 ht…

短歌はつくったことないのだけど、文字数しばりのある詩だと思えばよいのかしら？

雨に恋した人の二十句連作

以前ある短編に『「暑い夏にコンビニでアイスを買ってたべる」だけでも読ませる物語を書けるのでは』というコメントをいただきまして、とてもうれしかったので、ひとまず連作短歌でチャレンジ…

　幼いころ、二人で背くらべをした桜の木。途中から私の線を追い越して、ハルの線だけが増えていく。 　そうか。私がハルを避けるようになってからもハルはここにきていたんだね。 ※20…

　恋人と別れるたびにヤケ酒を飲みにくるひとつ年上の幼なじみ。悪酔いした彼女に『なんで手をださないの』と絡まれて……？

　七月七日の朝七時七分に生まれた七輝。なにごとにおいても、ここぞというときに不運に見舞われる。そんな彼についたあだ名はアンラッキーセブン。

　朝、ベッドから起きようとした瞬間、腕と足に激痛が走った。まさか筋肉痛？　筋肉痛になるようなことあったっけ？

　終バスはとうのむかしに出ているはずのバス停のベンチに腰かけているひとりの老女。つい声をかけてしまったのだけど……。

おまえはいつまでも真っ白な雪のまま。おれなんかには汚せない。