孤独な人はみな詩人である。なぜならば、他者と距離を置きたくなった人間はそれだけ自然を愛するようになるからだ。自然は万人に優しく微笑みかけてくれる。決して誰かを差別したり依怙贔屓をしたりはしない。その平等さが、孤独な人を引き付けるのだろう。
この作品には、そんな孤独な詩人の心境がよく描かれています。
なぜ人は人に絶望するのか、その理由が深い所まで突っ込んで書かれている。
それでいてまったく希望のない終わり方というわけではないので読後感もさわやかなのが良いかと。
大自然を愛する貴方に、是非読んで欲しい一作です。