玉瀬 羽依

コロナ禍で、部活ができなかったり、登校できなかったり、制約ばかりの生活の中、それでも恋をしている高校生たちの姿を描く140字小説。 冬から春、夏、秋、そしてまた冬へと、四季の移…

ツイッターにあげた140字小説をこっちにも載せてみました。 作者イチオシは「三つの心は一人の体に」です。

高校生の理沙には、誰にも言えない秘密がある。 実の兄である智樹とは、前世で死に別れた恋人同士だったのだ。 禁断の恋に苦しむ二人。 けれどある日、幼なじみから告白された理沙は――…

「君は、なんのために守護者になるの？」 　異能力が人類に認められ、守護者（ガーディアン）という国家資格として一つの地位を得た世界。 　主人公の赤坂 八尋（あかさか やひろ）の…

「科学なんて人を駄目にするだけ」そう信じてきた女子高生の未樹はその話をユルく受け流す亜沙子と科学道具について駄弁る。 しかし、この時代に未樹に共感する人は中々いない。また、一癖二…

この世に生まれた時点で、心身の何処かに欠損を抱える人間と、その欠損を補う物――倶纏《くてん》――が存在する世界。一日しか記憶を保つ事が出来ない少年、高天《たかま》詞御《しおん》は…

　小鳥遊　美桜は、何事も思ったことをストレートに言うタイプの人で、ある日バイト先のファミレスでお客さんを怒らせてしまう。 　秋月　伊織はその様子をたまたま目撃して、止めにはいるけ…

公園などに落ちている空き缶がいつ、誰か、なんの目的で拾っているかをあなたは考えたことありますか？ 今作は、私が初めて挑戦したミステリーです。 謎解きが好きな主人公木村　美音（…

19世紀前半　大英帝国 繊維貿易商社バーネット商会の社長の愛人の子として生まれたサラがアーサー・エドワーズ男爵と出会い、死別するまでの物語。 ※本作は小説家になろう及びカクヨム…

バー「アムール」店主の須田 実は、只のバーテンダーではない。 依頼を受ければなんでも解決する「雇われ店主」兼「便利屋」でもあった。 バーテンダーの筈が、オーナーにこき使われ、関係…

【あらすじ】 「もうちょっとだけ、いてよ」と甘えた声で言う幼馴染の遠野 柊。自分と同じ甘党で、少女漫画を溺愛する天然野郎に惹かれていた旭 景都は素直に気持ちを伝えることができな…

小説タイトルを変更しました。 【旧タイトル】 『うちのカワイイ妹の挙動が最近おかしい』 ※執筆の練習用として空き時間で更新予定です。更新は不定期です。

まずこちらは、BLものです。 濃い絡みはないですが、苦手な方はお気をつけください。 もしも人間に最期を告げる存在の死神が、その人間に恋をしてしまったら？ しかも、その相手が同…

【これは現実世界に潜むファンタジー要素をつついた物語】 　ストレスやPTSDを起因に悪夢を見る人間が感染源と化し、 周囲の人間に同じ悪夢を強制的に見せる奇病【亜種夢強制共感病《…

パパと私は二人暮らし。 時々うちに来て一緒にご飯を食べている、パパの妹の莉子さんによると、パパとママはラブコメみたいなドタバタ大恋愛の末に結ばれたらしい。 でも、そんなの信じられ…

Twitterに掲載している『#140文字小説』のまとめです。５編ずつたまるごとに更新していきます。 ※本作品集はすべてフィクションです。また、法律・法令に反する行為を容認・推…

カクヨムの新機能「10年《《前》》まで、分刻みで指定できます」を使い、2030年の僕が、2020年のキミに仕掛けた賭け。それは…… 　この短編小説を僕より早く見つけ出し、 　キ…

「何故に貴様は私に刃を向ける？」 魔族を統べる凄惨たる魔王・テネブリス＝ドゥクス＝グラヴィオールは、勇者ルクルースに問う。魔族と人間、長きに渡る争いに雌雄を決する為に勇者ルクル…

　出生に難があり、親子関係は破綻。加えて生まれながらに患う《竜鱗病》によって自己肯定感が底を尽きたヨワは、一生を冴えない大学教授助手で終わるはずだった。 　しかしある日突然、義妹…

高校二年の夏、大好きだった祖母が亡くなった。 失意の中、僕は森の中に迷い込んでしまう。 よりにもよって、「魔女が棲みついている」と噂のある森に—— そこで出会った君は、僕にこう訊…

来世でもまた巡り会おう… 来世では幸せに… そう約束したのは遠い遠い昔。 過去から現在へ繋がる思い。 手を伸ばした先にあるのは……どんな未来なんだろう。

君たちは言葉を持たない。 いや、僕たちと同じ言葉を持たないと言った方が正しいだろうか。 でも、僕は君たちともっと仲良くなりたくて、 もっと、もっといろんなことを話したくて、話して…

母からはよく「お前は小さな頃、トトロに育ててもらったんだよ」と言われることがある。 だからだろうか。 西武球場近くを訪れた私は、駅前の観光案内板で『トトロの森』と呼ばれる場所が…