信濃

天界をさまよう幽霊・新居千瑛は近代史を司る女神から、転生したら日米開戦を回避できるかと問われる。 千瑛は「そんなの朝飯前よ。準備に30年もいらないわ。10年、いや、3年でもできる…

宮地燐はスポーツ史の卒論を書き終えた後、不幸な事故に遭った。 しかし、死の直前に彼の魂は1842年まで遡り、土佐藩の幼子に宿る。 時は幕末維新、動乱の時代。 しかし、燐は政治や…

東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避す…

女神の暇つぶしにより、地上に現れた自称『神の使徒』が、歴史を大きく動かしていく。 月下の元で繰り広げられる『機関』との壮絶な死闘。 『彼』が目指す世界とは？ そして、『機関』…

　目覚めた世界は――とある乙女ゲームの舞台――明治21年。絢爛豪華な豪邸の中で少女は気づく。 「わたしって悪役令嬢？」 　用意された宿命は悲惨なれども、この島国の行く末はそれ以…

「合衆国海軍ハ六〇〇〇〇トン級戦艦ノ建造ヲ計画セリ」 米国駐在武官からもたらされた一報は帝国海軍に激震をもたらす。 新型戦艦の質的アドバンテージを失ったと判断した帝国海軍上層部は…

明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか？　わ…

　レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール（Revenir）に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。 　昭和１１年、広島市…

愛国者たちは同胞を集い秘密結社を組織した。日本の永遠なる栄光を掴むため、政治、外交、軍事、経済等々に介入する。より良い日本を目指して辣腕を振るう。 ※要は自作『大日本帝国必勝論』…

　生まれついての勝負師。 　あるいは、根っからのギャンブラー。 　札田場敏太（さつたば・びんた）はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにそ…

八八艦隊案を押しのけて勝利した金田俊太郎中佐の『50万トン戦艦』計画だが、軍縮条約を逃れるため『50万トン空母』と称する。条約の効果が切れた後に戦艦に切り替える方向が定まった。し…

時は西暦１９４１年の日本を取り巻く状況は最悪と言っていい状態であった。 １９３１年、名将“石原莞爾”中将直々の満洲事変を切っ掛けに中国と泥沼状態の戦いに陥ると共に米国との関係も日…

太平洋の完全制覇を目指す米国が英国に宣戦布告。それに対し英国は日本と日英同盟を結び対抗。帝国海軍機動部隊がフィリピンを急襲し、中部太平洋の要衝ラバウルで英太平洋艦隊が米大艦隊を迎…

　２０世紀、それは世界が最も燃えていた時期。そんな世界を静かに見つめる、とある大国がいた。その名はアメリカ合衆国、イギリスから独立し、己の信念を貫き続けた超大国。その国はモンロー…

イタリアを旅行していた歴女がホテルで寝ているといつの間にかムッソリーニ(美少女)に転生していた!?このままでは銃殺刑＆逆さ吊り!?絶対に回避してやるんだから!だけど、イタリア軍が…

二度の世界大戦を二回とも勝ち得た常勝不敗の帝国、日本。 最終の、本当に最後の切り札まで持ち出してようやく掴んだ辛勝であったが、なぜ日本が勝てたのか、その勝利の要因として数えられ…

アラフォー女子（未婚・歴女）が、お約束のトラック事故で転生。 前世の記憶を持ったまま幼女に転生したと思ったら、転生先は異世界ファンタジー世界ではなく「戦前の日本」。 それでも華族…

日本と人民中国の係争地となっている尖閣諸島の久場島に日本がレーダー基地を建設 これに激怒した人民中国が空母｢青島｣からなる空母艦隊を尖閣諸島に派遣する これに対し日本側も空母…

「日本には裏の政府があった…」 後に世界中の政治家や資本家が身震いした存在が日本にあった。 半世紀以上に渡る大戦略を策定する総合戦略研究所は対米決戦回避と対独決戦の『日本必勝…

　明治前後の日本史が好きな主人公は二一世紀の日本で生活していたが、死んでしまった。 　しかし生まれ変わった先は、明治維新の最中、それも坂本龍馬の息子として生まれてしまった。 　海…

　一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。 　そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、…

潜水母艦として産声を上げ、のちに空母へと改造された「祥鳳」。 開戦直後に竣工した彼女もまた、熾烈な戦いとその運命に翻弄される。 激浪の太平洋、その大海原を駆け抜けた小さな巨艦の奮…

　太平洋戦争中、日米英軍は様々な海域で激突した。 　真珠湾、ミッドウェー、マリアナなどの歴史を動かした海戦から、スラバヤ、セイロン、珊瑚海などの表舞台にはあまり出ないものまで様々…

日本国初の女性総理『笠間水江』は就任早々、竹島（独島）を巡るK国との紛争に巻き込まれたが自衛隊の活躍と陰ながら援助した伊４００のお陰で無事、竹島を奪還成功する。 　この成功で総理…

　そこに書けば望みの艦艇が建造される。 　謎の人物、平沼龍角（ひらぬま・りゅうかく）から手渡された「意知字句艦帳」それに「猛想戦記」によって山本五十六は帝国海軍の戦備を捻じ曲げる…

　第一次世界大戦後、イギリス海軍拠点スカパフローにて拘留中のドイツ艦隊７０隻あまりが消えた……。 　それから２０年あまりが経過した１９４０年。異世界から侵攻してきたムンドゥス帝国…

　「大英帝国はアジアの安寧と秩序維持のために六隻の戦艦を派遣する」 　予想を遥かに上回る東洋艦隊の戦力増強によって真珠湾攻撃は中止、帝国海軍は戦略の大転換を余儀なくされる。 　東…

日本軍は開戦劈頭の真珠湾攻撃を皮切りに連戦連勝。西部太平洋の大部分を支配下に置いた。ここで戦争の早期決着を目指す連合艦隊司令長官山本五十六大将はミッドウェー島攻略を決意し、空母１…

避け得ぬ動乱の時代に備え、戦力の充実に邁進する帝国海軍。 その影に「未来の記憶」を持つ男たちの姿があった。 増強された空母群、超巨大戦艦が連合国軍を蹂躙する。

未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れ…

　大艦巨砲主義かあるいは航空主兵主義か。 　海軍内で起きた主導権争いは、だがしかしとある人物の心変わりによって主流派の鉄砲屋ではなく傍流だったはずの飛行機屋が勝利する。 　軍縮条…

　過去の事故や事件で得た知識や経験をもとに、それを教訓として積み上げ二度と同じ過ちは繰り返さないという当たり前の組織。 　サイレントネービーを理想とし、不戦こそを勝利としてきた帝…

　国力で遙かに勝るアメリカを相手にするべく日本は様々な手を打ってきた。各地で善戦してきたが、国力の差の前には敗退を重ねる。 　そして決戦と挑んだマリアナ沖海戦に敗北。日本は終わり…

時は1935年。幾多の巨大豪華客船が大西洋で鎬を削っていた時代。 その恐竜的進化から取り残されていたはずの東アジアにおいても、満洲国皇帝溥儀の気紛れから、野心的な客船建造計画が始…

高野九十九は苦心惨憺して米国と休戦状態へと漕ぎつける。 だが、それは、米国の時間稼ぎでしかなかった、次々と計略の準備をしながら、兵力を蓄えていた。 そして、ついに米国が再度、攻勢…