概要
少しだけ早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか
明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早い電子機器の登場が戦場の様相を大きく変えてゆく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!電子立国大日本帝国の自叙伝
転移物や転生物の数々の名作や傑作を読んできたけど進んだ電子工学で異世界や過去を改変するという割と有りそうな設定を採っている作品が思いのほか少ない
登場するにしても製作の過程や工程は省いてサラっと出来上がりみたいな物しかない
やはり、物語の中に開発経緯を織り交ぜるには実際の知識や半導体開発の歴史的経緯を知らないと手を付けられないのが大きいのだと思います
その点コチラの作者さんは前作「蒼穹の裏方」において物語の進行に合わせて事細かな内燃機関や素材工学などの技術解説をちりばめていて他のノベルにはない技術書を読んでいるような錯覚を起すような稀有な作品の作者さんです
なので真空管やトランジスタ、集…続きを読む