吉川三国志の雰囲気があり、読んで楽しい戦記物。転生物ですが、チートごりごりではなく、バランスが良いです。主人公は軍師ポジションで、三国志お馴染みの軍師たちと知恵比べをし勝利します。勝ち方にカタルシスがあります。日本では人気の劉備が、違った描かれ方をして『なるほど! こういう見方もあるね!』と楽しめました。今後も楽しみな一作です。
途中まで、面白かったけど 典黙が色に走り過ぎてて隠れて女にうつつを抜かす董卓に成り下がってしまった。
本来の歴史なら活躍しなかったろう人が活躍している様がとても良い。これこそ歴史改変。過去に活躍した武将なりを単に集めて無双するだけの小説とは全く異なる様子が素晴らしく思う。
最初の予言を除くと転生チートが嫌みにならないくらいストーリーが良くできていて飽きない。日本語の癖が強いがまあそれもご愛敬。中国の教養の高い方が書いているんだろう。間違いなく読んで損は無い作品である。とても続きが楽しみでワクワクする。
軽妙なテンポで小気味よく進む三国志。演義がベースではなく正史がベースとなっていて、主人公はオリジナルキャラの典韋の弟。当然ながら劉備が中心の話ではなく本来の英雄である曹操が中心の話です。よくある歴史改変チート物でありつつ、主人公自体も歴史知識だけで渡って行くわけではなく優れた知謀の持ち主で、この分だと歴史が変わったから神通力ももはや通用せずとはならなさそう。作者さんは恐らく中国の人か、言い回しや台詞回しが独特なところがあるけれど、この部分が気にならなければバッチリ楽しめると思います。文章表現が素晴らしく、作者さんはなかなかの教養人なのかもしれません。
テンポよく、読みやすい。興味をもったら、読むべき。
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