概要
客船改装空母が大暴れ!
時は1935年。幾多の巨大豪華客船が大西洋で鎬を削っていた時代。
その恐竜的進化から取り残されていたはずの東アジアにおいても、満洲国皇帝溥儀の気紛れから、野心的な客船建造計画が始まった!
正気であれば即座に却下されるはずであったこの計画は、日本の関係各所から強力な支持を取り付けてしまった結果、あれよあれよという間に既成事実化したのである。
新京から発つ超特急『あじあ』号をその身に納め、いつかは賓客を門司経由で東京へと運ぶ空前絶後の大型貨客船『文殊』。
オリンピック東京大会において満洲国の顔となるはずだった彼女は、その威信をかけて大々的に運行……されることはあまりなく、対外情勢の悪化により遂には帝国海軍の軍艦として再就役することとなった。航空機運用能力と揚陸艦としての機能を兼ね備えた、革新的
その恐竜的進化から取り残されていたはずの東アジアにおいても、満洲国皇帝溥儀の気紛れから、野心的な客船建造計画が始まった!
正気であれば即座に却下されるはずであったこの計画は、日本の関係各所から強力な支持を取り付けてしまった結果、あれよあれよという間に既成事実化したのである。
新京から発つ超特急『あじあ』号をその身に納め、いつかは賓客を門司経由で東京へと運ぶ空前絶後の大型貨客船『文殊』。
オリンピック東京大会において満洲国の顔となるはずだった彼女は、その威信をかけて大々的に運行……されることはあまりなく、対外情勢の悪化により遂には帝国海軍の軍艦として再就役することとなった。航空機運用能力と揚陸艦としての機能を兼ね備えた、革新的
おすすめレビュー
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かつて我が国日本が戦った太平洋戦争をベースに今日でいう艦載機をも搭載する強襲揚陸艦にあたる強襲空母「天鷹」ー仮想艦ーを登場させ、これに集う一癖も二癖もある艦長以下乗組員&その艦載機を操る乗組員、”無頼”のことばが似合う者たちが欧米列強相手に世界の海、西は大西洋、東は太平洋を舞台に暴れまわり巻き起こす騒動&活躍を描く仮想戦記。
日頃の傍若無人・荒唐無稽な行動とは裏腹に、内に秘める闘志と覚悟。かつて実際に戦場に立ち敵に向かった日本軍軍人誰もが持っていたもの。残るサクラも散る桜。いずれは靖国の地で・・・。後に遺るものたちに幸多かれと願い戦場に散っていった者たち・・・。そんな時を紡ぎつつ、新たな乗員…続きを読む