涼森巳王（東堂薫）

これでもう警告が来ても怖くない？　頼れる教則本です。 どこまでがR15なのか、どこまでなら許されるのか、悩んでる書き手さんは今すぐ、この作品を読むべき。 じっさいに修正依頼を受け…続きを読む

５分で解決探偵、あらわるの応募作品を連日読んでますが、なかなか「これは！」という作品に出会えないなか、この作品は読みごたえがありました。 いわゆるホワイダニットなので、派手なトリ…続きを読む

もしも、タイムリープにこんな法則があったら……そう思わせるミステリーです。 数式の問題解くのが好きな人も、そういうの苦手な人が読んでも、おもしろい。 パズルゲームの感覚で、ギュッと…続きを読む

まず、グリム童話が好きな人、日常系ファンタジーが好きな人、可愛いペットが好きな人には、ぜひ読んでもらいたい。 と言えば、なんとなくふんいき伝わるでしょうか？ そう！　そんな感じ。…続きを読む

濃密な筆致で描かれた重厚なバトルアクションです。 序盤のグイグイひきこむ展開の速さ。深まる謎。つかみもバッチリ。 ホラージャンルになってますが、オカルト要素は謎の生物だけなので…続きを読む

不死者やリアナの出生にからむ大いなる謎をはらんだ第一部〜第三部が帰結し、さて、その後どう物語をつなげるのかなと思って読み始めると、舞台は十年後。 すっかり大人になったリアナと魅力…続きを読む

前回がひじょうに緊迫した場面で終わったので、今回は主役のリアナをはじめ、主要人物がおよそ最悪と言える立場から物語は始まる。 リアナはすべてを喪失し、失われた『自分』をとりもどすた…続きを読む

第一部の完成度に驚嘆した。でも物語はここからが本番だった！ 波乱の第一部がいちおうの解決を見て、甘い恋の駆け引き……から始まる穏やかな幕開け？ と思っていたら、後半、怒涛の展開が…続きを読む

悲しいことがあったとき、人間はムリして楽しい音楽を聴くよりも、とことん悲しい音楽を聴いて号泣するほうがいいのだそう。悲しみの数値が底まで達すれば、そのあとは回復するだけだから、早く…続きを読む

『海外に行きたくなる本棚』という自主企画に参加してくださった作品です。 イタリアの観光地の数々を弾丸ツアー……って感じなのですが、これが無事に進まない。 次々とトラブルが巻きおこり…続きを読む

怪談、と聞いて、誰もが想像するような、シンプルに怖い作品群。 だからといって、ありきたりなわけではなく、どこかで聞いたような話は一話もない。 夏に冷んやりしたいかたに、ぜひお勧め。…続きを読む

発想が特異でひじょうに面白い。 ただ発想が斬新という人は今回の自主企画のなかで何人もいたが、大事なのは、その“種“を現実に落としこむ筆力。 両者がよいバランスで溶けあい、たぐいまれ…続きを読む

これは……好きな感じのほんとにありそうな怖い話！ それもそのはずだ。 実話を集めたていのフィクションだった。 読みやすい文章。 しかも、書きなれてこなれてる。 ホラーなのに、どこ…続きを読む

冒頭の数行の硬さに一瞬ひるみかけたが、持ちこたえて読み続けたら、たいへん満足。 擬古文調というか、漢文翻訳調というか、独特な文体が癖になる。こういう文体を書けることも才能ですね。 …続きを読む

たくみな筆致で、ひじょうにリアルに描かれる現代の怪談。 冒頭でなげかけられる鳥居という小さな謎が、しだいにふくらみ、じょじょに高まる不安感。 世情を取り入れ、ムリなく、ムダなく、自…続きを読む

心霊というよりは、普通の人々の皮を一枚めくった裏側にひそむ闇を切りとったショートストーリー。 続きが読めると思ってフォローしたけど、残念。 完結済みだった。 ときどきシュールす…続きを読む

いきなり作品と無関係なんですが、個人的に未完結（連載中）の作品には星２つまでしかつけないってルールをですね。決めてたんですよ。 でも、この作品、完結の暁には星3にするつもりだよね？…続きを読む

ひとことで言えば、素晴らしいにかぎる。 古典の香り豊かな重厚なストーリー。 設定の細かいところまで、しっかり作りこまれた世界のなかで、たしかに呼吸しているキャラクターたち。 ほんと…続きを読む

AI時代の小説に対する新たなアプローチですね。感性と創作論でしか表現することのできなかった『小説』を数値化してみることができます。 個性的な文章が書けないということで悩んでおられ…続きを読む

この作品を最初に読んだときの衝撃を、今でも忘れられません。これほど完成度の高い緻密なプロットの上に成り立った作品は、プロアマ問わず、めったに出会えません。 いっき読みをお勧めしま…続きを読む

深夜帯のアニメにありそうな、ほのぼの、ほんわかしたソフトタッチのBLです。 個人的にエブリスタで最後まで読んでるので、本格的なやつはちょっと……と思ってる人にも、安心しておすすめ…続きを読む