概要
王である夫デイミオンとの間になかなか子どもが授からず、親族たちからパートナーの交代を勧められるようになる。一方、繁殖期においてもライダーとしての役割を期待されるようになったフィルバートに、はじめてパートナーとなる女性があらわれるが、それは全員にとって意外な人物で……?】
■リアナ三部作の続編になります。第三部までは主人公のリアナ視点メインでしたが、四部以降は群像劇要素が増えていきます。また、ヒロインたちの年齢があがったため、恋愛要素も多めです。
■第一部はこちら【リアナ1 呼ばいあう王冠】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307
【登場人物】
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!おまけの後日談…?じゃなかった!
リアナ三部作の続編です。
あのドキドキの大変な三部作の後だしただの後日談でしょ?と思ったら大間違いです。
恋愛面はパワーアップしドロドロだし、陰謀もありでヒロインはまた危ない目に遭っちゃうし、バトルもばっちり入っていてかっこいいんです!
そしてこの4部のさらに後日談とサイドストーリーが、全然サイドじゃないんですよ。
メイン3人の三角関係の一角を担うフィルバート。
偉大な兄から常に1歩引いて日陰にいようとしていた彼が、今作でついに覚悟を決めヒロインへの愛情を認めます。これだけで結構くるものがあるのに、完結後のサイドストーリーにもやられます。
複雑で繊細な彼の内面を知ることができる大事なお話で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女王の物語、完結。波乱と幸福の後日譚。
全四部作で構成されている本シリーズですが、大筋では三部で終わっており、本作は後日談の色は濃くなっています。言わば、ここまで読んだ方へのご褒美的な作品です。
舞台は前作より十年後。立派な大人になったリアナたちですが、内面も互いの関係も、成熟したかと言えばそうではなく、様々な問題がいつもの三人を揺り動かします。
女と妻、愛と恋。
王であることと旦那であること。
自身の想いの正体。
狭間で揺れ動く彼女たちの関係が、ようやく一つの決着を迎え、物語は清々しくも一抹の寂寥感とともに幕を下ろします。
本編では語られることのなかった気になるその後を遺漏なく描き切った、『リアナ』ファンならば見逃せない…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もう終わらなくてよくなってきた。
ついに第四部まで読了いたしましたリアナシリーズ。
残すはサイドストーリーだけとなりました。寂しいやら清々しいやら難しい気持ちです!!!
主要キャラたちの成長とそれでも終わらない葛藤が描かれた四部ですが、フィルの無双シーンがあったり、だんだんと好きになってきたデイミオンの勇断があったりで見どころは多数。
なにより艶っぽいシーンも多くて、移動中、電車内スマホで読んでたりするとドキドキしました。
個人的にはフィルが日陰者であることをやめてリアナをかけて真正面から兄弟と対峙する決意したところで感動でしたね。〈ハートレス〉たちの絆もいい。
長らくこのシリーズを拝読していて、やっぱり西フロイデさ…続きを読む