皆さん、ウサギ好きですよね!もふもふ可愛いですよね。耳ひょこひょこ、鼻ふんふんサイコーですよね。
冒頭は、黒竜を従える武骨で近寄りがたい王様が、モフモフ白うさぎを視察から持ち帰ったところから。まさかの懐から出して、家臣に世話しろと投げるとは!
(まだこの時点で飼うとは言ってないけど、もう面倒見るつもりですよね!!)
その時点では王様も家臣も知らなかったけれど、ウサギはなんと人間に変身できるお嬢様でした!(というよりウサギに変身できる少女)
王様が大好きで、ついてきたこの少女、フィオナ。
好奇心いっぱい、食いしん坊で、でも愛らしい。なにより突然ウサギになってしまう様がもう可愛くて可愛くて悶絶です。
その上、王宮では近寄りがたかった堅物王様ドレイクが(不承不承ですが)白ウサギを手に歩く姿にはギャップ萌え。
何しろその王様が黒竜に乗るとか、ファンタジー好きの方にはたまらないでしょう。
少女の正体は何か。きな臭い隣国との関係、ドレイクの過去、少し悲しい秘密も含んでいますが少女の恋は実るのか、基本は微笑ましく楽しめる物語です。
癒されたい方は是非読んでくださいませ!!
ウサギ好きな方にも、ウサギにそれほど興味のない方にもお勧めしたい一品です!!
精霊国と人間界との境界を越えると、記憶を失ってしまう。
そんなリスクがあっても、人間界にやってきた精霊国のウサギ。
彼女は、かつて自分を助けてくれた、黒の竜王と呼ばれるオークランド王国の国王ドレイクが好きになって、忘れられなかったのです。
けれどご存じのとおり、人間はウサギを鍋にして食べたりもするわけで。
人間界は、か弱いウサギにとって、危険がいっぱい。
ドレイクを慕う精霊国のウサギの恋はかなうのか、それとも鍋になって腹を満たすことになるのでしょうか。
そして、ウサギの本当の正体とは?
隣国の王との絡みもあって、奥行きのある恋愛物語。
楽しく読めます。おすすめです♡
まず目を惹くのはギャップ萌えです。黒の竜王と呼ばれるオークランド王国第一王子ドレイクは、無愛想で口数少ないのに、「国王陛下は、少女好きのウサギフェチ」の噂が広まってしまう。その原因となったのは王城に転がり込むようにドレイクの元で生活を共にするようになった白ウサギ。◯の美少女に変身することができ、アレやコレやでドレイクを困惑させてしまいます。公務中に怒れるドレイク。でもそんな彼が大好きなウサギは臆することなく猛アタック♡ ドレイクの殺し文句『ウサギ鍋』を放つとウサギはぴゅんっと高速逃避。なんとも可愛らしい。恋の行方から目が離せません。
物語の進行に伴い、隣国アルワーン王国との戦争が絡む歴史の激動の渦に飲み込まれていきます。そこには精霊国から現代に降り立った【黒竜】と、伝説により語り継がれし眠る幻【古竜】とが現世に存在し、選ばれし者が意思疎通と共翔とを可能とする設定も、ファンタジー好きには堪らないのではないでしょうか。
そして迎える精霊の加護を賜り、すべてが輝ける瞬間の描写は壮観です。
おっかないドレイクとふわふわ魅惑の美少女の組み合わせに頬が緩む絶妙なバランス感覚。白と黒との対比も美しくも切なく迫る、生死を分かつ涙ぐましいヒストリー。人間界に伝わる精霊国とが色濃く丹念に織り成される、愛と希望にあふれた壮大なドラゴンファンタジー小説です。
可愛いウサギを拾って帰ったドレイク王、実はそのウサギは少女に変身する精霊王女。助けてくれた初恋の相手のもとへやって来たのでした。
王様はただのウサギだと思っていたのにさあびっくり。
ブランケットとウサギを片腕にぶら下げた無骨な竜王に、お城のみんなも怖さを忘れてドキドキ。
おまけに少女を夜な夜なお部屋に入れていると噂になり、あらあら王様、実は幼女趣味??
ウサギ王女フィオナに振り回されちゃう国王様、強そうなのにウサギにオロオロしていてギャップに萌えてしまいます。
でもフィオナの危機にはちゃんと助けに来てくれて、やっぱり頼もしい!
鶴の恩返しならぬウサギの恩返し?さあ、ウサギ王女の初恋は実るのでしょうか。
ドキドキしながら読んじゃいます!