なるほど。これが公式クオリティ。5分探偵の水準の指標になるかも。

5分で解決探偵、あらわるの応募作品を連日読んでますが、なかなか「これは!」という作品に出会えないなか、この作品は読みごたえがありました。

いわゆるホワイダニットなので、派手なトリックなどはありませんが、綿密な心情描写で読ませる人間ドラマ。
ラストも胸にぐっとのしかかってくるような重みが物悲しい余韻となって、読後しばらく漂います。

5分探偵は小学高学年から中学生が読者対象なので、ちょっと基準が読めないですが、少なくともこのクオリティでなければダメなんだなという指標になる作品ではないでしょうか。

(ちなみに星は個人的に短編の場合二個までと決めてるだけなので、充分excellentでした)

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