かんにょ

殺戮オランウータンのVS大賞受賞作ということで読ませていただきました。 「VS大賞」受賞作ということで、かのシャーロック・ホームズがバリツでオランウータンで戦ったように（ホームズ…続きを読む

殺戮オランウータン大賞の失格賞として、どうして失格になったんだろうと思って読んでみたら……やられました。 しかし、この作品また「いかにして殺戮オランウータンの弱点を突くか」という…続きを読む

殺戮オランウータン大賞という賞は、本来はミステリを募集する賞です。 しかしながら、実際に集まっていた作品群は「殺戮オランウータンさえ出ていれば何をやってもいい」というような様相と…続きを読む

「え、女子大生好きでしょ？　おじさんは好きだよ」 　劇中に出てくるこの台詞が、この小説の全てであると言っても過言ではない。 　おそらく作者は、女子大生が好きだ。 　それと同じく…続きを読む

午前零時の山形県米沢市。 「いきなりレールガン女子高生」の酷評レビューを書こうとする女子高生が現れた。 酷評レビュー女子高生はいレ生（一般人が想定する「いきなりレールガン女子高…続きを読む

広漠としたバードゲット砂漠の向こうに 「望んだモノをかならず出してくれる店」 があるという。 だが、自分が望んでいるモノが何であるかさえ、少年はまだ知らない。 自分自身が何…続きを読む

ショートショートは短い方がいい。 超獣大陸氏の作品群のなかでも屈指の短さを誇るこのショートショートは、その短さゆえに氏の小気味いい文章のテンポとＳＦ的アイディアの鮮やかさを堪能で…続きを読む

奇妙な作品だ、と思う。 物語の舞台はほぼ、「僕」と「先輩」の二人の大学生が会話をしている車内だけに限定される。そこで語られる内容は、「火車」と呼ばれる妖怪に関する話題だ。 「火…続きを読む

この物語の主人公――風見巴子の日々は、灰色の日常だった。 大学の研究室での人間関係は煩わしく、彼女の理解者であるはずの恋人ともいまは疎遠になりつつある。 まるで届かないモノに手…続きを読む

柳生十兵衛――松林無雲斎――。 これまで次々に剣豪小説の傑作を著してきた超獣大陸氏が、満を持して最強の男・宮本武蔵を登場させた第三弾！ 巌流島の決闘――恐らく日本でもっとも有名…続きを読む

口惜しい――私は実に口惜しい。 なにが口惜しいか。それはこの小説の面白さがである。 小説を書く人間の端くれとして、私はこの小説に激しく嫉妬させられた。 「柳生十兵衛――心眼の…続きを読む

剣豪・柳生十兵衛――宮本武蔵に並ぶ時代小説最大のヒーローである。 この名を聞き、血湧き肉躍る読者は決してこの作品に裏切られることはないだろう。五味康祐、山田風太郎、隆慶一郎、石川…続きを読む