蓬葉 yomoginoha

レ・ザネ・フォル、動乱の30年代、そして戦争の時代。 かつてパリで忘れえぬ出会いがあったアデライドは夜に舞う。

来年の大河ドラマの主人公、紫式部は、自分と似た才女の清少納言に対して、どんな感情を持っていたのだろうか。

なんとなく吉原っぽい777字です。 KAC2023参加作品です。第7回お題「いいわけ」

ケンカばかりするアイドルユニットの神影と涼梨は、なんだかんだ言いながら芸能活動を続けていく。 居場所──希望を探し続けるために。 懸命にアイドルをする高校生二人の物語。

思い出した順に書いていくので時系列はバラバラになると思います。 でも、ソレをそうだと認識してソレを視た事は実は1度もありません。 でも、私が知らなかっただけで意識していなくても…

仮野さんにとっての私が、ただの都合の良い道連れだったとしても、私はそれでいいやと思った。彼女だけが私を許してくれるから。あぁ、許すんじゃなくて、単に興味がないだけか。 「私」 …

夢を叶えよう！ 夢を持とう！ 君もこんな言葉を聞いたことがあるだろう。 夢は何？ 目標は何かあるの？ 君も聞かれたことがあるだろう。 でも、 みんな夢や目標を叶えた後のこ…

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【KAC2022②】お題：推し活 気づいたら、黄色のものばかり買ってしまう……そんな悩みを抱えたある女性の話 ※登場する人物は全て架空のものです(　ˆ̑‵̮ˆ̑　)

KAC2022によせて書きました。テーマは「推し活」です。一応ホラーかなと思ってホラーにしましたが、あまり怖くはないと思います。

人生初のバイトを始めた大学生の砂月。 愛想もなければコミュ力もない、そんな彼女は母にすすめられるがままに接客業を始める事に… 商品や代金を投げる客。 舌打ちをする客。 妙に高圧的…

遠く室町時代の昔から、阿波の国には「首なし馬」の伝説があった。夜、首なし馬を見た者は、遠からず死に至るという。これを戦場で見た三好長慶の弟、三好実休はその後、はからずも討ち死にし…

※微妙に伏字にしてますけど基本的には実体験です。あんまり怖くないけど、怖いかもしれない、ちょっと怖い話。

わたしのおとうさんは、コンビニの店長をしています。 お店は深夜零時まで。 おとうさんは、おかたづけをして、お店を閉めて、おかねの計算をして、連絡ノートを書いて、それからおうちに帰…

久々に文章を書くので、勘をとりもどすための習作となります。 肩の力を抜いて、考えなしに書いていくつもりです。 内容としましては、筆者自身が体験した怪奇現象を書きます。 ただ、私…

霊感なしを自覚する私に起きた、おそらく生涯一度の不可解なこと。 自主企画「聞きたい！あなたの実話怪談!!」参加用の掌編です。 企画の趣旨に則り、創作ではありません。

複数の性的関係を持つ者同士の別れ話です。

　もとは「もう少しだけ」というお題のコンテスト用に書いた短編作品。 　今回もホラー回ですw 　でも、いつもは怪談界のレジェンド、稲川淳二御大の語り口風文体で書くのですが、今回は普…

5分で読めるホラー掌編です。

時刻は深夜の2時15分。「ガタンッ」という音に目を覚ました夕輝。窓から外を眺めると、家の近くにある自動販売機の前に、初老の女が立っている。

１２歳の唯は中学校へ行かなくなった。しかしそれでも生きていかなくてはならない。不登校経験者が描く、不登校を経験し社会へ復帰していく過程の物語。

※書籍版発売中です※ https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000942/ ※一応シリーズ化してます※ https://kakuyom…

高校でのけ者にされ、鬱屈とした日々を送る私は、ある日ものすごく大きなウーパールーパーを拾った。そこから、かわいいウーパールーパーとの生活が始まった。

大学に通う主人公、本庄有栖は通学中にある言葉を聞いてしまう。 「あんな妹が欲しい」 有栖はいつも「こんな妹がいれば、どんなに素晴らしいのだろう？」と考えてしまっているため、そ…

あれは中学一年の秋だった。明日は遠足の日だ。隣県の名勝地をバスでめぐるという日帰り旅行である。その明日をひかえ、私は早めに寝床に就いた。しかし、その夜、死んだ祖母の声が枕元で聞こ…

ずっと言っていた質問企画の原稿ができました！！ よた話も少し含みますが、10問とりあえずできました！ また追加するかもしれませんが、その時はよろしくお願いします！

買い物大好き作者が買って良かったものを紹介します。 今年良かったものは、来年もきっといいものだと思います。 2022年一発目から締め切りに間に合わなくて誠に申し訳ありません。

夢を追うために去ろうとする彼女と、それを追いかける彼の、駅でのこと。

皆勤賞を心から憎む、とある少年の主張。 とりあえず聞いてやってください。

散々な合コンの帰り道、大酒を飲んで酔っていた私は、我慢できなくて駅のトイレに行くことにした。暗くて、汚くて、人の寄り付かないトイレ。それなのに、奥からしくしくと泣き声がする。そし…

ぼくと弟の二人だけの、楽しいたのしいクリスマスのお話。

室町時代後期に成立したとされる異類婚姻（怪婚）譚「かざしの姫君（菊の精物語）」の現代語訳を試みます。テクストは新日本古典文学大系54『室町物語集 上』所収の「かざしの姫君」（市古…

最近あった面白い事件や深い話を手短に。 寝る前にどうですか？ 僕が高校生活の中で実際に体験したことをノンフィクションでお話します。わりと軽めの小話なので寝る前にコソッと見て下さい…

笑わない先輩と、頼りない後輩のお昼の風景。 赤いきつねと緑のたぬきの時間差に隠された、後輩の想いとは。 ※余談 「先輩、赤の補色で緑なんだそうですよ。公式サイトに書いてありま…

基通三部作の第二弾です。 今回は近衛基通の正室だった清盛の六女・完子のお話です。 彼女は一男一女をもうけましたが、男子は早世し、女子の動向は分かりません。 夫の基通は平家の都落…

彼女は思い出していた。記憶に残るすべての声を。おばあちゃん、おばあちゃん。彼女に呼びかけるその声を聞きながら。

私は在宅勤務を終え、久しぶりにふるさとへ戻る。 でも、懐かしいような居心地が悪いような。 自宅、実家、会社。 それぞれの風景で気付いたこと。 子供の頃に学校で習った言葉をふっと…

※2022/06/30追記 第2回 角川武蔵野文学賞・ライトノベル部門の最終選考作品。 昭和七年、盛夏。 僕は民俗学者を名乗る男と共に箱根ヶ崎村で奇怪な変死事件に遭遇する。 …

髪を切ろう。思いきって髪を切ろう。 なんとなく「いつものとおり」と思う自分にさよならしよう。

やはり「桜」と聞いて頭に浮かぶのは美しい和な景色ばかりのせいか、 今回はいつになく、ちょっと純文学的な時代劇です。 太宰治の『走れメロス』を少々パロディにしていたりもします。　

死刑執行係の話です。

原稿用紙9枚。入道前太政大臣の和歌を元にした作品です。 また、制限時間内に複数お題を使用して作品を仕上げる、「お題バトル」で作った作品でもあります。文中で使用したお題は「瞬き」…

竹取物語って、よくよく考えたら日本初の異世界転生モノですよね？ かぐや姫は月からの転生者ですよ？ しかもモテモテの逆ハーレムものですよね？ 異世界の知識で無理難題ふっかけるとかチ…

慶応3年11月15日、この日、京都近江屋で坂本龍馬を 斬ったのは誰か？最新法医学と今日残る重要証拠を 元に、犯人をあぶりだします！ 歴史の真実とロマンをあなたと共に！

夕日のオレンジに染まる教室でのんびりと放課後を過ごす、読書家で深窓の令嬢といった雰囲気の女子高生・杵津(きねつ)と、それとは正反対の日本人離れした容姿を持つ金髪の同級生・近藤。 …

カチャトーリ・ディオグランデオスコーリタは、イタリアの作家。ルポライターとして活動後、小説家に。現在最も注目を集めている若手作家の一人。主な作品に「触れられた死体」、「薔薇の樹、…

仁治元年十月、夜陰に紛れて閑院内裏の清涼殿に現れた一羽の梟。壇所に詰める護持僧行遍僧正の弟子に捕らえられながらも命だけは助けられた梟は、やがてその恩に報いるどころか、畏れ多くも稚…

基通三部作の第一弾です。 九歳のときに二十二歳の近衛基実と結婚し、十一歳で未亡人となった平清盛の五女・盛子のお話です。 彼女は亡くなった夫の嫡子で、四つ年下の基通の養母となりま…

月の名所・武蔵野。彼らはそこで月を見上げ、再び涙を零した。