概要
阿波の国にあった怪異伝説、首なし馬。
遠く室町時代の昔から、阿波の国には「首なし馬」の伝説があった。夜、首なし馬を見た者は、遠からず死に至るという。これを戦場で見た三好長慶の弟、三好実休はその後、はからずも討ち死にした。阿波の実質的な国主の死により、三好家は瓦解の道をたどりはじめたのである。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!やはり 地方の歴史は面白い
歴史といえば、 将軍家、 信長、 秀吉、 家康、 どうしても歴史の本道、 中心、 根幹、 そこを詳しく、 いろんな書物で誰もが知っている歴史となります。
だからこそ、 なかなか知らない、知られていない地方の歴史が、まさに 面白い!熱い!
その地方に住んでいる人には当たり前すぎる話で申し訳ないですが、その地方ではない人たちが 読み物として読むには、これほど面白い楽しいお話はありません。
三好の阿波での国盗り、 そのような経緯があったとは全く知りませんでした。 しかも、そこに 室町 戦国らしく、 首なし馬という、 これまた 怨霊のような面白いエッセンスが、調味料として一振り 味付けされ…続きを読む