最後は全っく想像していなかった。読み返したくなるような作品でした。
剽軽な語り口とタイトルから、きれいに騙されました。台詞の掛け合いが上手いので、伏線と回収がとても自然な流れでラストに繋がっているのが素晴らしいです。
合コン帰りのお姉さんが、どうしても我慢できなくなって駆け込んだ駅のトイレは、見るからに汚くて、臭くて、なんだかとても恐ろしい…しかも、そこには泣いているひとりの女の子が??軽快な主人公の語りでどんどん進みますが、それでも押し寄せてくるホラーな空気が見事です。さくっと読めて、しかも怖い!ぜひ読んでいただきたいのですが、暗い場所ではおひとりで読まないことをお勧めします~!