黒松きりん

そこの小粋な寿司屋には、常連にしか出さないネタがありましてね。 さてさて、それはどんなものかといいますと………（寿司小説コンテスト大賞いただきました）

東京の出版社に勤める男が田舎の小説家志望の男に会う話です。 あなたのお時間を１５分だけ、私に下さい。よろしくお願いします。 ◆◆◆ ・追記 2016/12/20 ３…

※「ＮＯＶＥＬ ＤＡＹＳ」にて改良版（2021ver.）が掲載しております 　 　メニューを見ても、内容がわからないケーキや紅茶ってありません？ 　名前や見た目が気に入ったとして…

※「あなたの街の物語」コンテスト優秀賞をいただきました。 オリジナル版であり作品集に掲載のものと異なる場合があります。

昔のネット小説の酷さを知っている、おじさんから見るとカクヨムのクオリティの高さに、驚愕が止まらない。 プロでも本気で書かないと、読まれない。 でもって、商業ライター／コピーラ…

『私』は橋を見つめる。 上津谷(こうづや)橋。通称『流れ橋』。 この橋は構造を特殊にし、あえて壊れやすくすることで、復旧を容易にすることができるという特徴がある。 『私』は…

交通事故で死んだ「僕」は、その事故現場に幽霊となって留まり続ける。人々が行き交うのを見続けるだけの孤独な日々を送るうち、幽霊になったはずの「僕」が見える少年と出会う。

きみがいて、水が流れて、魚が跳ねて、空は広くて、風は涼しくて、日差しは暑くて、水鳥が笑って、釣り糸が揺れて、僕がいた。 さよなら、六月。

都会で仕事に明け暮れていた大和に、母から電話があった。 決して仲が悪いわけではなく、仕事人間となっていたせいで連絡もしていなかった大和。 地元の田舎で、美しい星空を見ながら様々…

誰とも、どことも、違う幸せ。 たくさん泣いても、僕らは幸せなんだと思います。 幼稚園児・風子、主夫・パパの小さな物語。 ナンバーは公開順です。個々で読めます。

こんな小さな幸せが、一番ほしかった幸せです。

締め切りを間近にして、原稿の三分の二以上が白紙という憂鬱極まりないを迎えた、とある駆け出しの作家。 そんな彼の担当編集者は――原稿を落とすことは許さない、ミニマムでとっても変わり…

　クソのように積みあがったクソのような残業を終えて深夜０時過ぎにやっと自宅に帰ったら部屋からあらかた家財道具が消えていて、ついでに婚約者も消えていた。 　思えば何事につけ、ちゃん…

大学生になった桃子。前の席に座っていた美人さんに、仲良くなりたいと思って声をかけてみたところ……