橙 suzukake

あっという間に一年が過ぎました。 今年もお世話になりました。

コーヒーサロン『テック特区』は路地の奥にひっそりとある昭和な喫茶店 そこは様々な老若男女が帰る場所になっている ※KAC20231-7に追加・リライトした長編です

教員採用試験の日に起きた実話です。試験会場に着くまで気を引きしめておけば……と後悔しても遅い。

八王子に『創作応援パンカフェ』という変わったパン屋さんがある。 ここは、自身もエッセイストでありブロガーのパン屋さんが経営するカフェ。執筆や創作をする人たちが気兼ねなく長居出来…

9ちゃんねるが終わって、九乃カナ解散かと思われましたけれど。 グループではない。 復活です！ ナイン・ウェイブズとしてまったく新しいスタイル、ラジオ風エッセイです。 変わり映え…

　顔、特別可愛いわけでもないけど特別不細工なわけでもない。身長、一五五センチ。体型、太すぎず細すぎず。成績、平均付近。交友関係、特に仲のいい子は数人、同じサークルや研究室の子とも…

フィクションです 多分

アホな思いつきをくしゃっと丸めてポイ。 かさっ、ぽて、ころころ。 と、畳にころがります。 すでにあふれているくず籠は受け入れてくれません。 試しにひとつ拾って広げてみますか。 …

二人で抜け出した卒業式。 桜舞う校庭と、君と私の長い髪の毛。 手を繋いで、頬に触れて、抱きしめ合って。 青くて、甘くて、柔い時間が、好きだった。

ボクの黒歴史は幼い頃に聞いた叔父からの伊勢湾台風の記憶から始まった あまりのショックにハードボイルドな小・中学生活を送ることになってしまったボクの話

ソイツは、にゃあにゃあと話す。かまってちゃんの同僚ではない。正真正銘の猫だ。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に応募するため、書き下…

桜とともに君はあたしの前に現れた。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に応募するため、書き下ろしたものです。

俺、有本雪。一応ＪＫ な。男子のヲタク友達とつるむことが多くてよ。可愛い振る舞いは、天地がひっくり返ってもありえないはずだったんだ。 そんな俺を、無表情無口男子のギャップありま…

まるで昭和の歌謡曲のようなキャッチコピーですね。 虹が出る限り何がどうだということでしょうか？ この言葉は誰に向けたものなのでしょうか？ 「明日のことは明日考えよう！」パート2…

お題【秘密】 思春期真っただ中の息子(大地)を持つシングルマザーの澪の最近の悩みは、口をろくにきいてくれないことはもちろんだが、成績が芳しくないことも気になっている。 それで塾に…

　空に浮かんだ世界の地下、中心部にあるという神々の遺跡を目指して探検する、暴走少女と何でも屋のおっさんの冒険。 　短編賞創作フェス1回目、お題「スタート」用に書き下ろした作品。

お題【スタート】 ある日、保健室に体調を崩してやってきた翼は養護教諭の立花先生に一目ぼれ！ 立花先生は小学六年生の息子を持つシングルマザー。 前途多難な恋の行方は……。

専門職の武器を手に入れられない少女アルパのために、友人の大剣使いは出立を待っていた。

私がお父ちゃんと初めて会った時は最悪だ。 生まれた瞬間、ガッカリされた。 跡取り息子が欲しかった……らしい。 いらない子だった私だけど……思い出すのはお父ちゃんのみそ汁の味。

すべての子どもが先生に敬意を払ってくれるとは限りません。心ない言葉を容赦なく吐かれ、満足のいく授業ができるのは年に数回。そんな割に合わない職場で起きる、実話です。

高校生・久津野春樹は叫んだ。古文の知識は役に立たないと。春樹はその日、スマホを学校に置いて帰ってしまう。 たかがスマホを忘れただけ。その行動が悲劇を起こすことを、春樹はまだ知ら…

　バンドメンバーと東尋坊に旅行にやってきたベーシストが、帰りに間違ったバスに乗って、1日1本しかバスがない漁村にたどり着いてしまった話。 　ラヴクラフトの「インスマウスの影」の…

僕は人殺しだ。昨日の夜、となりの席の三原さんを殺した。 反対のとなりの席、笹井さんにバレているかもしれない。 だって、なんか変なんだ。僕のことばかり見るし、ミステリーを読みはじめ…

タイトルが不意に浮かび、衝動で書きました。

自主企画「ポッキーにまつわるショートショート」用に3時間で書いた突貫ポッキーミステリー。 『黒後家蜘蛛の会』風ポッキー話。11月11日だからこそ成し得る超時期限定の時事ネタ話。

壁に貼ってあるメモの中に、見覚えのない文字が紛れ込んでいた。 目を離すたび内容が変わるその奇妙なメモは、不思議と学生時代の恋の記憶を引き出してゆき……。 ※知人と、共通のお…

「私」は美しい孫が生まれてほしいと期待を込める。祈願した山口県の寺には、楊貴妃の墓があった。

　子育て真っ最中の主人公は、休みの日は決まって娘を連れて散歩に出る。その命を守る選択肢の一つとして、ハーネスを用いていた。 　それを見て、犬のようだと不快感を示す人もいる。 　不…

世織は入学式当日に大ピンチ。春休み前に開けたピアス穴がふさがらず、初日から校則違反をしでかしそうになっていた。 時間よ、止まれ！　願っても何も起きないはずだったのに、気がつけば見…

自分（の意見）を（整理して）落ち着かせる、これぞ、愚chill。 世の中の炎上案件にコメントします。 私の一意見なので、あなたの目で見て、身体で体感して、脳で考えて、あなたの…

現代短歌らしきものをまとめた歌集。 別名義でSNSなどに投稿したものを多く含みます。

　数年カクヨムを利用してわかったことは、カクヨムでは掌編や短編を別個の作品として投稿すると管理がしにくくなるし、読む方も不便ということだった。そのため、掌編・短編はこちらにまとめ…

皆様、ごきげんよう。カクヨムコンの締切と戦った一月が明けて、燃え尽きているのではなくて？　アフタヌーンティーで気分転換でもいかが？　メイドに用意させるから、私の話を聞いてくれるか…

高校生になって彼氏ができた。 何もかもが初めてで。 年上の彼。 大好きになった先輩。 背伸びしてみたいお年頃。

失敗ばかりの人生でした。 いや、生きてるからまっ、いいか。 後悔ばかりの人生です。 今から挽回すればいいか。 やっちまった人生でした。 秘密は墓場まで持ってけばいいか！ け…

Twitter上で月に一度開催される、300字SS企画の参加作品まとめです。 #Monthly300

中学三年で初体験を済ませた川島由佳理は、 ちょっとおませでHな高校一年生。夢は二十歳までに結婚して 三人の子供を持つということ。 百合も熟す二刀流の由佳理は 良き妹分の後輩であ…

一目で読める一言程度の詩と詩の卵

あるところに美幸という女の子がいました。ガラスの靴をきらきらとした目で見つめていた彼女は、結婚して幸せな家庭を持つ――予定でした。 大晦日に繰り広げられる、現代版シンデレラのは…

変わり果てた世界で。 何処であってもいい。この先どうなっても構わない。 このまま、どうか。君と一緒に。

カクヨムフレンズ、橙さまの作品に感化されて書いてみたよ。 https://kakuyomu.jp/works/16816927859599944041 ２０２２年の総まとめで…

《23回角川ビーンズ小説大賞　一次選考通過作品》 ベアトリクスは、幼い頃より大好きな伯父の妻になるべく日々学問と鍛錬に励んでいた。 17歳の誕生日にいよいよ結婚を申し込むがあっ…

妄想癖があるアラサーの高井ちとせは、子供の頃に死に別れた初恋の人、神代翔を忘れられずにいた。周囲の詮索を避けるため、翔の親友だった別所飛鳥と「恋人のフリ」を続けている。 「生前の…

膨らんだ頭。飛び出た目玉。金魚はどこか、夢の世界の生き物のように思える。 水の中、夢の世界のことである。その秘密を、私は知りようもない。

「沖元さんに気を付けた方がいいよ。今の時期は特に」 クリスマスが近付くころ。竹野内小夜は〈冬の魔女〉こと沖元月華の噂を聞く。彼氏と同じゼミに所属する女の子に、そのときは危機感を覚…