人の一生を大切に描いてきた素晴らしい作品です。

一人の少女が足掻きながら、もがきながら努力し、時には華やかに笑い、時には沈みに沈みながらも温かい人に支えられ地に根付く感覚が印象的でした。

学園や仕事のような日常的な時間感覚と、愛するものとの蜜日や非日常的な時間感覚が織り混ざりながら、決して理屈だけで進まないストーリー展開にハラハラドキドキを味わうことができました。

気になる方は、ぜひお手に取って読んでみて下さい。

全137話の中に、明るい少女の青春が溢れだすほど詰まっています。

楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、色々な出来事がありました。
最終話の一つ前、136話を、涙を流さずに読める人はいるのでしょうか？

Hなシーンもあります。
可愛いもの、情熱的なもの、苦しいもの、と様々で、後半はいたたまれない気持ちになりました。

情景や主人公の内面の描写が分かりやすく、すっと作品の世界に入ってゆけます。終盤の展開はドキドキなので、最後まで読み切ってほしい作品です。

楽しくはじまって、おわりに泣いて、涙を拭って、飛んでる姿が見えました！

読み出したら絶対にハマると思います。おススメの一作です！

時代は1980年代。
将来の甘い夢を描きながら、青春時代を誰よりも駆け足で走り抜けたちょっとおませな由佳理という女の子の物語です。
中学生から高校生、やがて就職して働きながら成長する姿が描かれています。
人並みに恋をしてときめいたり傷ついたり、友達との楽しい交流やバイトなど、色々な経験をしながら成長する由佳理はどんな時も明るく生きてゆきます。
誰もがその姿に応援したくなります。

そんな由佳理を待ち受けていた衝撃のラストとは……。

是非、ご一読下さいませ。

どこにでもいそうな、周囲よりちょっとだけ性に奔放な女の子。
彼女の目を通して、彼女と周りの少女たちの淡かったり淡くなかったりの恋模様がつづられます。
どんな恋模様かは……読んでみてのお楽しみ。
いちわ一話が短めなので読みやすいですよ。

時代背景として自分は世代ではないけれど、どこか懐かしい気分にさせてくれる。おませな十代。可愛いらしい年齢であるが、彼女を通した「男女交際」を淡々と描いている。この目線で読み進める物語をカクヨムだけで読むには非常に勿体ない作品である。古き良き時代の青春・人間ドラマ。１エピソードごとに、面白いさをジワジワと感じる。

作者さんはぼくと同じぐらいの年なのか小ネタが、「ああ！そんな時代だったな～」となつかしくなりました。

まあ僕は、恋とかは中年になるまでしなかったんですけどね。

応援してます！

川島由佳理と言う少女が
さまざまな経験を経て、オトナへと成長する物語。

昭和の気配が漂い
昭和ならでは不都合が恋を燃え上がらせる。

「黒電話」→「プッシュホン」→「ポケットベル」→「ＰＨＳ」
そう言った変遷もこれから小道具として
語られて行くのかも？

１９８０年代を軸にしているのだから
その後の奥行き……平成、令和の時代の流れも
きっと受け継がれることだろう。

基本的に、生きていない時期を書くことは難しい。
膨大な資料を集めても、その時代に
実感としての自分は居ない。

ちびゴリさんが積み上げて来た記憶と経験が
今、こうして物語として昇華されている。

著者が掌編を幾つも書かれているせいか一話当たりの文章量が軽く、描写が淡泊であることも相まって、内容の湿度に比べて読後感が意外と爽やかに感じられました。
私が体験したことのないような女子高校生の『体験』は、地続きの現実世界でありながら、どこか異世界にも感じられるような雰囲気で、こういう『自分の世界にはなかったドラマ』を見られるのはとても面白かったです。

はじめての時は、優斗君みたいだったかも••

　性春って、ちょっと古くさいですかね？これでもいろいろ考えてみたんですけど。
　青春まっただ中の、危うい性。「彼女」はどこまで飛んでいってしまうのでしょうか・・・。