片翼でも、強く羽ばたけ!

川島由佳理と言う少女が
さまざまな経験を経て、オトナへと成長する物語。

昭和の気配が漂い
昭和ならでは不都合が恋を燃え上がらせる。

「黒電話」→「プッシュホン」→「ポケットベル」→「PHS」
そう言った変遷もこれから小道具として
語られて行くのかも?

1980年代を軸にしているのだから
その後の奥行き……平成、令和の時代の流れも
きっと受け継がれることだろう。

基本的に、生きていない時期を書くことは難しい。
膨大な資料を集めても、その時代に
実感としての自分は居ない。

ちびゴリさんが積み上げて来た記憶と経験が
今、こうして物語として昇華されている。

その他のおすすめレビュー

作家:岩永桂さんの他のおすすめレビュー103