最近、久しぶりにメカニカルキーボードを使っているんですよ。
疲れます。
なのになぜ使っているかというと、たまに味わいたくなるんですよ。このハッキリとした打鍵感というか、カツカツとプレートに当たる感覚を。
ただ、僕のキーボードの好みは基本的には「底付きは柔らかいほうがいい」というものです。
底付きの柔らかさという意味で、メンブレンが一番好み。
反発強いのもいいよね、メンブレンってね。メンブレンで反発が弱い製品、あんまりない気がします。だって押下圧がそもそも重いし……。
重いほうがサクサクと打てるので、高速打鍵がしたい僕にとってはちょうどいいんです。
あと、単純に作業用としてキーボードを捉えた場合、メンブレンは非常に快適。音は大きすぎないし、底付きが柔らかいけどしっかりとした反発があって疲れにくいし、余計な思考ノイズがないんですよね。
質の高いメカニカルの「打鍵音いいなあ」とか「打鍵感滑らかだなあ」とか、そういうのも個人的には思考ノイズになるので、作業用としては好みません。
ゲーム用としては好きですよ。
ゲームコントローラーなんてね、押していて楽しいほうがいいに決まってんだから。遊びなんだからさあ!
だけど、作業中に「タイピングしていて楽しい」という感覚は、個人的には要らないと思っています。
作業用キーボードに求めるのはやっぱり、無です。
「めっちゃいいこれ! 最高!」というわけじゃない代わりに、「ここがいまいちなんだよなあ」というストレスが無い無味無臭なキーボードが、個人的には一番いいと思っています。
ま、それがなかなかないんですけどね。
人によっては、それがガスケット方式やらなんやらを採用したメカニカルキーボードかもしれないし、リアフォかもしれない。
もしくは、パンタグラフかもしれない。
だけど、僕にとってはやっぱりそれはメンブレンキーボードなんだろうなあと、久々にメカニカルキーボードで作業をして思いました。
現在どこでも買えるようなキーボードだと、LogicoolのK650あたりがおすすめです。2.4GHz無線、乾電池式で脅威のバッテリー持ち。
ロープロファイルメンブレンなのは好みが分かれるところですが、引っかかりがない打鍵感でストレスフリーです。
パームレスト一体型なのも、個人的なお気に入りポイントのひとつ。
これがテンキーレスなら、個人的にはすごくいいんですけどね……。
まあフルサイズですよ。
いいなあと思ったメンブレンって、大抵フルサイズなんです。メーカーもビジネス用として出してるからね……テンキー要るって判断するんでしょうね。
Logicoolって、通常テンキーレスメンブレンモデルは絶対に出さないんですよね。下位モデルにコンパクトレイアウトはあるんだけどさ、普通のテンキーレスが欲しいのよ。
メンブレンどころか、パンタグラフでも出さない。変則的コンパクトレイアウトは出すのに。
同じビジネス向けシリーズのメカニカルキーボードだと、テンキーレスなんだけどね。なぜなのか。
きっと、頑なに出さないのには、なんか理由があるんでしょうね。
知らんけど。
だけど、現行品で作業用として疲れにくいメンブレンキーボードと言えば、やはりLogicoolは強いんです。
K650の場合、同じ値段でメカニカル買えるけどね。そういうことじゃないの。
でも、僕の場合はあれなんだろうね。
子供の頃からメンブレンキーボードで文章を書いてきたから、「執筆作業と言えばメンブレン」と、思考がロックされているのかもしれないね。
お正月にはお雑煮食べるよね、みたいなのと同じだと思う。