X本垢の固定ポストにしている『碧天の雨』なんですが、普段はなかなか読まれません。完結済みで、本棚系自主企画にコンスタントに置くなどもしていないので、当然と言えば当然です。
投稿時にポストするくらいで、Xで作品の宣伝もしないしね、僕ってね。
ただ、唐突に50くらいPVが伸びることがあります。
1日に。
なんか嬉しいんですよね。
1日にこれだけ伸びている……しかも急に。
じゃあ、応援とかはないけれど、全部読んでくれてるってことなのかな、と。そう思いやすいんですよね、この現象って。同じ日に複数人の目に留まって、大勢の人が1話か2話だけ読んだみたいなのは想像しにくいじゃないですか。
完結済みエッセイで、「重い」と散々あらすじで注釈しているような作品なのでなおさらです。
僕自身、読んでくれたら嬉しいとは思うものの、おすすめはしないよといつも言っています。
感動させようとか、楽しませようとか、泣かせようとか思って書いたわけじゃないですからね、あれって。
僕は「自分が楽しいから小説やエッセイを書いている」と常々語っていますが、あれこそ本当の自己満足作品だと思います。配慮したことなんて、「読みやすいように」という一点だけです。
だから文章は、普段のエッセイとも小説とも違って、どちらかと言えばWebライティングのときの感じに近くなっているんじゃないかと思っています。
読みやすさとわかりやすさ重視で、情感みたいなものはあまり考えていない感じがね。
当時の僕の感情や感覚をあくまでも「伝えるべき情報」として扱って書いたもので、読んでいて楽しいかと言われたら楽しくはないでしょう。展開も展開だし。
だから、いきなり大勢の目に留まるなんてことはまあ考えられないわけです。
僕は、大勢が少しずつ読んでくれるよりも、少人数でも最初から最後まで読んでくれるほうが嬉しい。それは、僕が投稿しているどの作品にも言えることです。
読まれることは少ないけれど、離脱率は低いのかなと思うと超嬉しい。
ありがとうございます。