詩集『歌酔曲』を完結済みにしました。
https://kakuyomu.jp/works/16818792438632688185この詩集、最初は詩を書きたくなったときになんとなく書いて、それでダラダラと続けていく予定だったんです。
ただ、途中から路線をしっかりと定めました。
鬱屈した影の自分と、そんな僕を照らす太陽の君。
そんなイメージです。
実際、「君」という言葉が結構出てきました。
最初はなんだか気分が落ち込むことが多くて、斜に構えながら落ち込んでいるような詩が多かったんです。夏休みなんて、どんだけ斜に構えてんだろうなあって思います。
ただそれだけだったんですよね。
ただ、「ある翼について」「ある情について1」を投稿したあたりから、路線を少しずつ定めていきました。
この詩集は、鬱屈とした影の自分が、太陽に照らされて少しずつ前を向き、上を向くようになるようなイメージで(途中から)作ったつもりです。最初のほうに暗いのをいっぱい書いておいてよかったね。路線変更しても、そこまで不自然じゃなかったかなあと思います。
正直、私信のような詩もいくつかあります。その人にもし読まれでもしたらめちゃくちゃ恥ずかしいしちょっと困る部分もあるんだけど、まあもういいかと開き直りました。
この詩集はすべて、僕の内面から出力されたものです。
だから、書いていない間にあった行間は埋められなくて、ちょっと最終回が唐突だったかなとは思いました。
ただ、終わりは決めていたんです。
自分自身の「君」に対する仮面が全部剥がれ落ちたときに、終わろうと。
だから、ここで終わりです。
はじめての詩。詩を書こうと思ったきっかけになった作家さんである李箱の詩のパロディも、いくつかありました。私信もあった。
楽しかったです。
読んでくださった方、応援をくれた方、星を付けてくれた方には本当に感謝しています。
おかげで、楽しく詩が書けました。
また、いつか、詩が書きたくなったときに詩集を作りたいなと思います。
今度はちゃんと、最初から路線を決めておきたいね。