あんころまっくす

高校生の間宮隆一は『アーブ』という名前で某WEBサイトに小説を投稿していた。そんな中すべての作品に『ミヤ』という名前のファンがメッセージを常に残しており、それが彼の励みとなってい…

『【異世界便所飯】～どこでもトイレを出せるスキルを女神にもらった俺、異世界を最強のトイレと共に旅をする～』 を書くに当たって、どこまでが「なろう」なのか？　どこからが「本格ファン…

小烏つむぎさんの自主企画参加作品 お題が『手帳』か『ノート』だったので、『手帳』で書いてみました。 短編です。 つむぎさん参加させてくれてありがとうございます！

黒髪ロングの如月弥生は、女子高生になったばかり。 容姿端麗、成績優秀、運動もそこそここなす彼女は、心優しく、男子から聖女と呼ばれていた。 そんな彼女の日常は、ひょんな事で赤本を手…

片桐歳三、中学3年生。 彼の卒業式の前日と、当日のお話。 彼は、高校生になってから、どのようになるのかは、また、別のお話で（笑）

魔法使い（学生）：ジュリエット・キャピュレット 執事（ジュリエットに召喚された。原因は――姉の悪友）：無疑 無慮（むぎ むりょ）

KAC20235参加作品 お題『筋肉』

夜中、キツネのつねたくんと鬼の子のうらちゃんがやってきた。

KAC参加作品。 真夜中の散歩をしていると ずっと会いたかった人に会えた。 会いたかった人が喜んでいた。 もう少しでマスクを外せると！ 真面目なんだね。 歓喜するのも分かるけど…

ここは、やがてなおる科病院。 今日の患者は、現在蔓延中の「ぐちゃぐちゃ病」

主人公は爺ちゃんと一緒に、夜の山を散歩していた。 そして山頂の桜の根本にたどり着いたとき、彼女は落ちてきた。

不思議な『貸本屋　せしゃと』で、絵本を読む約束をした私は、約束の相手が来るまで絵本を読んで待っていた。しかし、そこに来たのは、約束をした人ではなくて……。 KAC2023　…

　一人は。 　２０世紀で誕生し、２１世紀で命を落とした男――松田宗一郎。 　一機は。 　２２世紀で誕生し、人類にとって危険と判断された殺戮兵器――ヴァンケルＦ。 　一柱は。 …

片付けできない夫の「ぐちゃぐちゃ」と、「ぐちゃぐちゃ」で痛い目見た上司のお話です。も〜、ちゃんとして！！

KAC20233参加作品 お題『ぐちゃぐちゃ』

雨の日、僕に届いた過去からの手紙。

大口 原雪（おおぐち げんせつ）、－コードネーム：ハンドラーＤ（帝国特殊作戦隊員）－。 白、－柴犬－。 黒、－柴犬－。 ママ、－おじょうの母親－。 長鳴鶏 東天（ながなきとり…

ボクはいつも「ぬいぐるみ」と一緒だった。 今欲しい「ぬいぐるみ」があるんだけど、どうやったら手に入れられるだろう？

　恋がわからない女子高生紫乃は、一年下の後輩鳴見から告白を受ける。恋する女の子のキラキラとしたようすに思わず「返事は保留にして欲しい」と返す。実は紫乃は小説家名瀬史緒のところに暮…

本屋のレジの向こう1枚の絵。

離婚を機に実家に戻った私。 実家からそれほど離れてはいない場所に、ポッカリと空いた更地。 以前は何があっただろうか。 ふと、鮮明に蘇った記憶。 その更地には。 不思議な本屋があ…

恋人の死から一年。 私はまだ、笑顔になれない……

札幌から引っ越してきた私は、散歩の途中で『貸本屋　せしゃと』というお店を見つけた。 「一冊100円。期間は10日。お金がなければ、どんぐりやガラス玉でも構わない」 ちょっと不…

主人公は如何に、じゃなくて以下に。 黒髪ロングの容姿端麗、成績優秀、中学時代は委員長歴任の、”黒姫”こと、如月弥生（きさらぎやよい）。 心優しい女子。 趣味は、読書、アイドルの応…

　都市、では。噂がつきもの。 　 　不思議な話。人を誘惑する、あやしい話。耳にしたくない後味が悪い話に、人が人を恐怖させる話。 　と、 　云った――街談巷語で溢れている。 　 　…

江露島高校手芸部には裏の顔がある。それは高校生なら誰しも求める叡智な本を売る江露本屋である。 神納宇理真はそこの店主をしている。

初めて書き上げた作品に辛辣な感想がつけられた秋の夜。 モヤモヤとした気持ちを抑えられなくて、あたしは一冊の本を取り出す。 書かれているのは、有名なのか無名なのかも分からない昔のジ…

わたしこと、下柳真弓はバリバリのキャリアウーマン。 細身で高身長に地味目のスーツが良く似合う、デキる女がわたしだ！ 同期の中でも一番の出世頭。 今、ある部署で、あるプロジェクトの…

タイムヌードルは、麵をすすることで著名人の過去記憶を体験できるカップラーメン。霧野はその開発者であり、コレクターでもある。そしてどうしても手に入れたいタイムヌードルがあった。中学…

城下は陸上競技大会に参加した。その帰り道、応援に来てくれた女の子に告白をしようと決めていたが、優勝を逃したことで彼の心の中に勇気が失せていた。 路上に立ち止まり悩んでいるところに…

　ヨーロッパの近代化が進みアジア世界が新時代の波に侵食されていく世の中。イギリス租界となってしまった場所のすぐ隣の中国人居住区に恋人と一緒にお店を持ち、若い青年達とカンフーを楽し…

親友に自分の気持ちを伝えたい「私」。 詩と小説の中間を目指して見た実験的なものになります。よろかったらぜひ。

地上を反対側まで貫いた一本の槍、高軌道天・地層共用自立駆動型エレベーター通称ロンギヌス。それを円形に取り囲む街は外敵プロセッサーにより攻め込まれ、人類の滅亡は遠くない未来の予定事…

一番ってひとつじゃないと駄目なんですか？ そんなのおかしい。 だって人は次々に違う人を好きになる。 だったら一番はひとつじゃない。

　都会と田舎の嫌なところを混ぜっ返したような町。噂が回るのは早いし、ヒエラルキーは強固で、古い信仰を残しつつ、都会らしさに憧れる子供達。――貴女は昔からそうでした。物事の後先を考…

自然に恵まれた都会を巡る掌編オムニバス。

　前田俊は高校受験を控えている。 　毎日の通学で通う場所には所謂開かずの踏切があり、渡ろうとする時には必ず遮断器が降りていた。 　数分以上は待たされる踏切だが、俊は苛立つこなく静…

主人公の「俺」はクラスメイトのとある女の子に恋をしていた。だが「俺」は意地っ張りで素直になれない性格のため、彼女の前ではつい憎まれ口を叩いてしまう。急に大雨が降り出したある日の放…

　DITinoue、初めて小説ではなく詩をカクヨムで書きます。 安倍晋三元首相が銃撃され、死亡したという事件を受けて世界平和を考えてみました。

中二の暑すぎる九月、突然、私の前に遠い親戚が現れた。彼は地球の裏側から日本にやって来た。一緒に九か月間を過ごして、私は彼に初めての恋をしていることを自覚した。でも、彼にはある事情…

「なあ、今お前どこにおるん？」 私は彼氏と、他愛ない会話を電話でしていたつもりだった。だけどそう思っていたのは、どうやら私だけだったらしい。

※「５分で読書」参加作品です。 ある日、アリは手負いのカマキリを見つけた。 涎を垂らしながらアリを見る様子は、鬼気迫るものがあった。 だが、恐怖を感じたのもすぐに過ぎ去る。 なん…

高校を入学して少し経ったある日の帰り道、猫を追いかけてきた小さい女の子がいた。 迷子になったその子に、僕は捕まえられる。そして、僕は探偵になった。

とても短いです。あらすじを説明するより読んでもらった方が早い！ 夜の海は、冷たくて美しかったでしょう。

名探偵が追い詰められる話です。

人類史上最古の眼鏡が、世界中を旅します。 最後に彼を手に入れたのは……？ 銀縁眼鏡文学大賞のためだけに執筆した本作。 文体診断ロゴーンによると、 1 阿刀田高 83 2 三田…

「偽教授恵雨杯」によせて書きました。