このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(125文字)
気持ち悪さを予感させるあらすじが、気持ち良いほどピシャリと当たります。田舎でも都会でもない、中途半端だけどどこにでもあり、誰にでもありえたエピソードには、取っても取っても取りきれない、まとわりつくような厭な怖さを感じます。序盤から陰鬱な雰囲気ですが、妙にカラッとした感じもあり、不思議な感覚を抱えたまま終盤へ。良かったです。このバランスがとても好き。
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