持野キナ子

とあるグループで「衝動」をお題にして小説を書く会をやりました。 それに沿った内容だったのに、サイレンの音が気になってしまうのでこうなりました。 すべてフィクションです、実在の国と…

キャンパスライフを満喫しようとクラブを見て回っていた主人公は、路上ライブか乞食か見分けのつかない人物と出会い音楽についての話を一方的に聴かされることになった。

ピンクの塩はパワースポットの塩だけど、それは悪い。白い塩はふつうの塩だから、いい塩だ。でも食べすぎは体に悪い影響がある。

　栗原まどか。通称クリちゃん。出産フェチで、他の女性が出産している所を見たり想像したりとか、自分が出産している所を想像しながらでないと絶頂に達することができない。 　まどかは人…

1999年、ノストラダムスが人類の滅亡を予言した年。 当時高校一年生だった沙和子は、大好きだったピアノを辞めて悶々とした毎日を過ごしていた。そんなある日、なりゆきで幼馴染の淳也ら…

幼なじみの男が、俺に頼み事をしてきた。でも俺は、何もしてやれないし、手を差し伸べるつもりもない。自分で解決してくれ。

借金のカタに男が連れてこられたのは、足のない娘がエビスサマとして幽閉されている社だった。 やがて明らかになる残酷な儀式と村の真相。 男は彼女を救おうと奔走するが……。

「なんかこの辺でうまいもんある？」旧友の田辺に連れて行かれたその場所は、郊外のショッピングモールだった。自主企画『ショッピングモール伝奇』によせて。

　今からお聞かせするのは、舞鶴で会った男から聞いた『ロシア病院』と『二重倉庫』の話です。あまり気持ちの良い話ではありませんが、少しだけお付き合いください。 　そのとき私は盆休み…

ここは、執筆者の趣味嗜好に基づく選曲により、世界中の多彩なアーティストが手掛ける洋楽の歌詞を和訳し、紹介する短編集の置き場所です。その時々の題材となる音楽を無限ループしながら、場…

わたしの名前は田浜なな。趣味はバードウォッチング！ わたしの家には、人の姿となった鳥たちが訳あって住み着いている。 今夜はトラツグミを見たくて、トキといっしょに出掛けてみたんだけ…

少し先の未来、男女の内の何割かが別れて別々の街に住むようになった頃の話。 僕とアンドロイドのパートナーとの何気ない日常を綴る。

未公開エピソード「Suspended 1」「Suspended 2」を収録した加筆修正版です。 初版はこちら↓ 「モーニンググローリー（仮）」 https://kakuyom…

思ったこと、あったことを考えつつ書いたもの。

酒を飲んで良い機嫌で辿る帰路、そんな英靖の前に猫がひょっこり現れた。 猫が嫌いな彼は脅しつけるつもりでえいやと空き缶を投げると、あわれ猫は驚いて瞬く間に逃げ去ったのだったが、そこ…

「恢复 ᴚ̴̡̛͉̫͎͓͎̬̯̯͓̎̃̅̒̇̍̈́̄̉̚̕̕͝͝Ǝ̵̢͍̣̫͎̈́́̉́͛͠Ɔ̴̖̯̝̙͖̭̞̙̼͚͓͆̾̈́̅̄͆̾́O̸̧̢̱̲͔̝͂͑̈͂͑̈́͛̕͝Λ̴̺…

　※とあるファンタジコンテストで佳作いただきました！ 　題名はデンマーク語で「ヘルスメン・アフ・ラーワ」と読みます。 　「ドラゴンの操舵手」の意。 　本作の舞台がそんな北欧をモデ…

大学の新歓に参加した乙名雫は、そこで高校の時のマドンナであった湖池先輩と再会する。 「ここ、ヤリサーだよ」 変なことを吹き込まれる乙名はそのまま間違ってお酒を飲んでしまい………

深夜の公園を1人歩きながら、日常のあんなことやこんなことに、『僕』が思考を巡らせる物語。 かっこ悪くても、立派じゃなくても、王道じゃなくても良い。そう叫びたいけど叫べない不器用な…

ある時は暗闇の中、ある時は大雨、ある時は卒業の時――。 日常に転がる空間を特別に切り取った一枚の絵画のようなショートショートの数々をぜひ。

クリスマスイブの夜。 町では、こどもたちが、枕もとにくつしたを置いて眠りについていました。 森でも、動物のこどもたちが、サンタさんを待ちながら眠っています。 夜が更けた頃、…

第六回こむら川小説大賞参加作です　人が死にますが猫は死にません 一番槍を逃して悔しいです！

親友の自殺を受けて、「生きる意味」について考えていた高校生・古谷。彼は、偶然「自殺支援プロジェクト」というサイトを見つける。自殺志願者としてサイトに応募した古谷は、そのサイトを運…

彼は変わらない。変わるのは私だけ。 「エッチな小説を読ませてもらいま賞」に寄せて書きました。

「エッチな小説を読ませてもらいま賞　〜さあ、エッチになりなさい〜」に応募した作品です。性描写はありません。 応募作から特に加筆修正はしていませんが、そのうち黙ってするかもしれま…

ヒマワリねっと文庫アワード2023　金賞受賞！！ 恥ずかしがり屋のリスの女の子・ティナがとある願いを叶えるため、小さな冒険に出る物語。 森の奥に一人住んでいたティナはある日、…

作家とは、魔法使いのような存在である。 一つの小説に出会った事で、「私」の世界は小さく、だけど確かに変わり始めた。 ――とある魔法使い様に捧ぐ。 *** 【公開時近況ノート…

　サイコバニー小説大賞によせて書きました。 　高校二年の少女が異常行動を取るお話です。 　あとやたら仲の良い男子ふたり組が登場します。 【お題】自分を主人公として、サイコバニー…

佐川みなみは風邪にかかっていた。友人の谷本唯から吉行啓介と10年ぶりに再会したと連絡をもらう《吉行くん小テストのこと覚えていなかった！》そんなメッセージを見てみなみは昔のことを思…

第三回こむら川小説大賞の参加作品です。 不幸にも出逢ってしまったおじさんと少女を中心として、どうしようもない人たちが、どうしようもない出来事に巻き込まれ、どうしようもない結末を…

一緒に、探して欲しいんだ。

『アンコール企画　第6回～第10回のお題』によせて書きました。 お題は以下です。いい感じに処理できていれば幸いです。 「永遠なんてない」「虹の向こう側」「捨てられなかった手紙」「…

twitterのアンケート機能で「こういうカップルがいたとして、どうなるべきか？」と皆様に尋ねたところ、「こうなるべき」と言われた通りのことが起きます

　悪霊が闊歩し、魑魅魍魎うごめく魔都、東京。 そんな魔境に一人、単身で挑む勇者がいた。 　そう、私である。 「東京なんて楽勝。直ぐに都会に染まってやる」 　そう意気込み、老…

KAC2023　第４回「深夜の散歩で起きた出来事」　応募作品 犬が書きたかっただけです、たぶん。

　――ただ適応しろと言っているだけだ。環境に、変化に、現実にだ。お前がそれを苦手なことは知っている。ものすごく苦手なことも。でもやれ。でないと。さもないと。頼むから、そうしてくれ…

おすすめ作品集です。 「今の小説投稿サイトでは埋もれがちな作品にこそスポットを当てたい」と考えているので、マイナージャンル多め。「作者様に贈る」と云う大前提がないのを良いことに…

何か書きたい事が思いついた時、それがどーしよーもない、しょーもない事だったり、他のエッセイに入れるには「ちょっとなー、」な事だったりした時に、ここは更新されます。（とか言いつつ最…

軍政下のミャンマーに降り立った私は、見るからに堅気ではない一人の日本人男性と出会う。人身売買、売春、性愛と暴力。第５回偽物川小説大賞参加作。

真面目なところが欠点であり弱点で、いつも酒を飲み過ぎるジョー。 型枠解体業を営み、街を支配していると言っても過言ではないユゲ先輩。 飲み屋で働くものの、ほとんど店に座っているだけ…

バレンタインに向けて書きました！ この物語は何割か実話をベースとしたフィクションです

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

定年を迎えた森山は絵画教室に通うことにした。そこで美人の講師・須藤と出会うが、森山の担当になったのは年齢不詳で挙動不審の講師・花井だった―

大学に着て行くための「正しい服」がわからず、引きこもりになった麻衣。十年経ったらヒマになったのでバイトと婚活を始めたが、なかなかうまくいかない。そんなとき、バイト先でオシャレなイ…

曩時、私は一人孤独に死にかけた。苦しみと絶望のなかで私の脳裏に浮かんだのは……