概要
精蓮村、水深150メートル。そこには『人魚』がいる。
こちらは自主企画『因習村座敷牢人外青年祭』参加作品です。
──────
「『魚』はどうするんか?」
「連れてくにしても、連中に見つからんようにせんと……」
「置いて行こう」
「村長! 正気か!?」
「後から『水揚げ』すれば良い。まだ食べ頃ではねえし、水があれば生きられる」
「だが、途中で死んだらどうする?」
「この前の小僧を使おう。死んでたらアレを喰えばいいし、水揚げにも使えるだろうて」
「仕方ねえか」
「そうすっべ」
──■年前、村の会合にて。
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「『魚』はどうするんか?」
「連れてくにしても、連中に見つからんようにせんと……」
「置いて行こう」
「村長! 正気か!?」
「後から『水揚げ』すれば良い。まだ食べ頃ではねえし、水があれば生きられる」
「だが、途中で死んだらどうする?」
「この前の小僧を使おう。死んでたらアレを喰えばいいし、水揚げにも使えるだろうて」
「仕方ねえか」
「そうすっべ」
──■年前、村の会合にて。
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