海の向こうの怪異録

作者 ツカサ

79

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★★★ Excellent!!!

日本での怪談はよく聞きますが、異国の怪談というのは初めてでした。

それぞれの国の文化事情や生活様式の違いなどはあっても、様々な『怪異』に遭遇すること、またその『怪異』に対して抱く恐れの気持ちは変わらない。

キツネにつままれたような不思議な話もあれば、舞台が海外であるにも関わらず身近に感じられる恐怖にゾッとするお話もあり、多種多様の怖さを楽しめました。

怪談好きさんはもちろん、民話好きさんにもオススメしたい作品です。

★★★ Excellent!!!

 まず『異国の怪談』という字面自体が既に面白いですよね。どんなものが出てくるんだろう? と、これだけでまず私はこの作品に惹かれてしまいました。

 そして実際に読んでみると、まさに期待通りの作品が出てきます。
 中国にベトナムにシンガポールに……様々な国で起きた奇妙な事件の数々は、恐怖というものはワールドワイドであることを教えてくれます。
 同時に、住宅事情やお祓い事情、死者に対する文化の違いなど、各国独自の色を含んでいて、そこがまた読んでいて面白いところです。

 何より、淡々とした語り口が良かったです。
 怪談を語れと言われると恐怖を煽る為にゴテゴテと飾りたくなってしまうものですが、余計な装飾をしないこのような語り口の方が、かえって怪談らしいと私は感じます。

 もっと多く読まれてもいいはずだと思いました。

★★★ Excellent!!!

人の心には、やはり世界共通のものがあるようです。
ギリシャ神話と日本神話に妙な共通点があったりするように、怪談にも恐怖という共通点がある事が、よくよく感じられます。

文面も、分かりやすくまとまっており、とても読みやすいです。
暑い夜を過ごすのに、いかがですか?

★★★ Excellent!!!

これはやられました。

怪談といえば、「日本」。
ホラー映画だってそう。じわじわと怖いのは「日本製」。

そう思い込んでいた私は、思い切りカウンターパンチを食らった思いです。

そりゃそうだ。『海外』にだって、怪談はある!
作者様はどうやら海外にてお仕事をされている模様。
そこでの経験を活かした、作者様ならではの集話に感服いたします。