百一 里優

これは、私のひと夏の淡い恋と、魔改造百人一首の物語である。 「私と歌友になりましょう！」 「あんた、出会っちまったんだね、悪霊魔改造百人一首大好きに……」 「悪霊魔改造百人一首大…

『僕』とアンドロイドのSF（すこしふしぎ）短編小説。

まったりゆったり。 やっぱり恋はいいものです。

ポストアポカリプスを生きる「私」のロマンスと破滅。 仲間うちで書いたものを改稿しました。 テーマは「原子力」「過半数」「観覧車」です。

はじめに、シンデレラが失踪する――。昔ばなしに描かれない、姫たちの心の裏側。物語の役割を捨てた姫たちは、抜け出した先で何を得るのか。そこにポンジュースはあるのか。自らを愛せるよう…

死は、苦しくてつらいものだと思っていた だけど、違った ほんの少し笑っている様な顔をしていた ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ

青春という言葉に疑問を抱く主人公はひとりの少女と出会い、ツリーハウスをつくることになる。 その中で彼は彼女と共に青春という言葉の意味を探していく。 最後にみつけた彼らの出した青…

惚れるわけない。 大雑把で、乱暴で、男前なアイツ。 悪戯キューピット！　 お前が誰彼構わず矢をいるから、きっと世界は平和にならないんだ。 　 そんな風に思っていたのに、目の前に…

狭山丘陵の南、空堀川の近くに住む男子中学生の樹（いつき）。 公園の雑木林で雨水の研究をしている女性、希（のぞみ）に出会う。 そこで知る空堀川の秘密、そして狭山丘陵の成り立ち。 武…

仕事に追われ頑張って生きてきた結衣は、傷を癒すかのように想い出に浸る気持ちで懐かしい府中を訪れる。変貌した街に馴染めずにいたが、幼なじみを見つけると、ふたりはこどもの頃にタイムス…

捜し人と間違えられた「私」は、相手の女性を放っておけず、こっそり後を付ける。待ち続けて捜す女と、ひたすら待つ男の武蔵野慕情。

【角川武蔵野文学賞】最終選考対象作品に選ばれました。皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。 新型コロナウイルスで大学に合格できてもオンライン授業。家に閉じこもるしかな…

30歳の塾講師・今藤は十年前に死んだ姉の墓参りに向かう。 かつてのアウトローの生活を理由に実家と縁を切り、姉の墓にも長らく足を運んでいなかった今藤は、生まれ育った新座市、平林寺の…

暗い部屋に男が1人――。 脱ぎっぱなしの服。飲みっぱなしの空き缶。立て掛けられたテレキャスター。 夢を追い、理想を抱き、全てを費やし。 その果てで、男は落ちていく。 夢を失…

武蔵野の丘に、百尺を超える巨巌が在る。 巌には、一柱の土着の神が宿っていた。 或る晩秋の夜、一人の童女が巌に宿る神を訪れる……。 武蔵野の今むかし、そしてこれからの物語。 ◆…

志峰と宜脩は宮崎市内の高校生。 宜脩には北海道の大学で畜産学を学び、宮崎に技術を持ち帰る夢を持っていた。 対する志峰は地元の大学に進み、バスガイドになる夢があった。 夢を追いかけ…

都会を「向こう」と呼び、故郷に戻ってきた青年・染谷修司。 彼はそこで、女子高生の涼香と再会します。 その彼の脳裏には、「向こう」の情景と在りし日の「彼女」のことがちらついていて—…

2年前に妻を亡くし、定年退職して1年になる男の朝起きてから寝るまでを描くという、とある自主企画に参加しました。お題とルールを見た途端、泉のようにわき始めたので書いてみました。自分…

国際基督教大学（ICU）の正門から礼拝堂前までまっすぐに伸びる道路は、「滑走路」と呼ばれている。両脇にはソメイヨシノがずらりと植えられ、春は満開の桜のトンネルとなる。 あの日、僕…

夢月七海さんの自主企画「同題異話」に、初めて参加させてもらいました。 警察の部署でも一番の貧乏くじとして名高い「生活安全課防犯係」のお話です。 リアルさを追求してみましたが、出…

高校二年になる高柳雅夫は、女子にモテたいという不純な動機から、タロット占いに手を出す。 雅夫の占いはよく当たり、希望者が続出して一気に人気者になる。 しかし、ある日その占いが思い…

過去は思い出の中にしか存在しない、とふみは言った—— 親友を亡くした「私」が葬儀の日に体験した不思議な出来事を描いた短編小説。

『シンデレラ』の世界に迷い込んだ僕。 その世界では無限ループまで発生していて――？

・綾川 未稀(あやかわ みき) 高校二年の女子。歴史が好き。とある男性教師に秘密の恋をしている。 ・三島 結希(みしま ゆうき) 未稀が通う高校の歴史教師。男性。24歳。

「残す」ためにやって来た少年少女は、穏やかな水の底で弔いの意味を考える。 【Twitter企画タグ：#三題茶会】 お題 ・交差点の真ん中 ・震えた筆跡 ・溶かしたネオンブルー イ…

【あらすじ】 私は学校に行くときに、最寄りの駅まで自転車で行きます。その自転車を置いている駐輪場のお話。 この場を借りて感謝の気持ちを伝えます。