概要
過去も、未来も、音楽も、――俺はこの日、俺の全てを壊してやった
暗い部屋に男が1人――。
脱ぎっぱなしの服。飲みっぱなしの空き缶。立て掛けられたテレキャスター。
夢を追い、理想を抱き、全てを費やし。
その果てで、男は落ちていく。
夢を失った俺に、一体何が残るって言うんだ――。
才能なき全ての人へ贈りたい、重くて苦しい至極の一篇。
脱ぎっぱなしの服。飲みっぱなしの空き缶。立て掛けられたテレキャスター。
夢を追い、理想を抱き、全てを費やし。
その果てで、男は落ちていく。
夢を失った俺に、一体何が残るって言うんだ――。
才能なき全ての人へ贈りたい、重くて苦しい至極の一篇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ロックンローラーは27歳で死ぬ。ただそれだけの人生だった
自主企画に参加してくださった作品で、コメントから参りました。
四畳半のアパートで哀愁漂わせて、テレビに映る売れっ子を睨む主人公。
時は11時。27歳。酒とたばこに明け暮れる日々を自堕落に送る男。
音楽を志し、田舎から都会へ繰り出した末路。
この描写が、なんとも悲壮で、リアルで、辛くなります。
また非常に共感できる仲間とのドラマがあり、現実はこんな感じだよな、と再認識した感があります。
彼が音楽に捧げた情熱の一端が、短く濃く綴られています。
ぜひ読んでみてください。
そして、彼の思いを、感じてみてください。
きっと、何かが残るはず。