自主企画に参加してくださった作品で、コメントから参りました。
四畳半のアパートで哀愁漂わせて、テレビに映る売れっ子を睨む主人公。
時は11時。27歳。酒とたばこに明け暮れる日々を自堕落に送る男。
音楽を志し、田舎から都会へ繰り出した末路。
この描写が、なんとも悲壮で、リアルで、辛くなります。
また非常に共感できる仲間とのドラマがあり、現実はこんな感じだよな、と再認識した感があります。
彼が音楽に捧げた情熱の一端が、短く濃く綴られています。
ぜひ読んでみてください。
そして、彼の思いを、感じてみてください。
きっと、何かが残るはず。