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  • 彼の舌打ちが、荒い息が、伝わってきます。
    失礼な話かもしれませんが、カクヨムでこれが読めるとは思っていませんでした。
    作者の自己陶酔がなくて、登場人物が生々しくて、腹の中の嫌なところに感情が入っていく。
    僕は今日この小説が読めて良かったです。
    企画に参加してくださりありがとうございました。

    作者からの返信

    西谷 田螺様

    応援コメントありがとうございます!

    どこにでもある狭いアパートの、静かな夜ふけの、だけど鬼気迫る一幕に何かを感じ取っていただけていれば冥利に尽きます。
    彼の場合は音楽、私たちは小説と立っている場所は違いますが、夢を追う者、モノを作る者として単なる他人事とは済ませられない「嫌な」話として受け取ってもらえていれば幸いです。

  • いやー、面白かったです。
    THEE MICHELLE GUN ELEPHANT をリスペクトしてる主人公の彼の弾くザクザクしたギター、聞きたかったなあ。
    抜けってったボーカルの彼はその後どうも上手く行きそうな気がしませんし、案外地元に帰ってイベント会社のPAになった主人公と主人公の地元のお祭りのカラオケゲストとかで再会しそうな気もします。
    今のオッサンになった私からすると、ここまで思い込んで熱くなれるのも若さだし、今のオッサンの私が失った物なんだろうなあという、ちょっとノスタルジックな気持ちにさせてくれました。

    作者からの返信

    桁くとん様

    返信遅くなり申し訳ありません……。
    夢に破れた先にも人生が続くということを書かずして書くというのが、本作の狙いみたいなところがあったので、色々想像してもらえると冥利に尽きます。
    読んでいただきありがとうございました!!

  • こんにちは、カクヨム公式自主企画から来ました。
    クリエイティブな活動をしてプロを目指している人なら誰もが味わう感覚を、誠実に言葉として紡がれていて、ネガティブな感情すら美しいと感じました。

    作者からの返信

    黒井真様

    作品を読んでいただきありがとうこざいます!
    ここではバンド(音楽)ですが、小説や詩などカクヨムで活動する方にも少なからず通ずるようなところもあるように思っています。
    「俺」の悲痛な思いを美しいと受け取っていただけたなら、砕かれて散ったテレキャスターにも何か意味があったかもしれません。

  • 自主企画『【短編限定】より良い作品を書くための意見交流会2』にご参加いただきありがとうございます。主催の森山満穂と申します。作品を拝読致しましたので、感想を書かせていただきますね。

    率直に言うと、この作品、とても好きです。創作者にはつきまとう先の見えない不安や焦燥、嫉妬に駆られる気持ち、自分の限界を知り生まれる諦めの感情、でもすがり付きたくて捨てきれない希望。さまざまなくすぶる感情が文章に滲み出ていて、その様がすごく人間らしいというか、リアリティがあってとても良かったです。丁寧な心理描写に序盤から引き込まれて、すごく感情移入できました。読後の余韻がまだ胸の中に残っている気がします。

    ですが、ひとつ気になったのが、作中で何回か出てくる「秒針を噛む」という言葉です。調べてみましたが、辞書にも載っている慣用句ではなかったですし、最近人気の『ずっと真夜中でいいのに。』というバンドの歌のタイトルと同じ言葉みたいなのですが、今流行のものなので、主人公が「流行なんかくそくらえ」というスタンスなのに、今流行の音楽グループにつながる言葉が使われているのはちょっと違和感がありました。そこは普通に「秒針が刻まれる」としてもいいのではないでしょうか?もしご存知ではなくて、何か別の理由があったならばすみません💦お気になさらずにこの意見はスルーして下さい。

    こういう青春の廃れていくような感情の滲む物語はすごく好みなので、巡り会うことが出来てとても嬉しいです。企画に参加してくださって本当にありがとうございます。夜ふけの画廊さんの今後の執筆活動がより豊かなものになるよう祈っております。

    最後に、誤字らしき箇所も発見しましたので、ご報告させていただきますね。

    届くはずもないのに威嚇するような舌打ちして、とうとうテレビを消した。
    →「舌打ちをして」または「威嚇するように舌打ちして」

    作者からの返信

    森山 満穂様

    本作を読んでいただき、また丁寧なコメントまでいただきまして、本当にありがとうございます。

    感情移入していただけたというのはすごく嬉しい褒め言葉です。書いてよかったです。
    自ら創作する人間だからこそ響く何かがあればと思って書いたので、同じく小説を書く人に共感していただけるような部分があったこと、非常に嬉しく思います。

    問題の表現ですが、ご指摘の通りぐうの音も出ません(笑)
    たぶん該当の楽曲を死ぬほど聴いていたころに本作を書いたのが原因かと思います……。わざわざ調べていただくまでして、なんか申し訳ないです。
    見事に「ああ、いい表現や」って思っいた言葉に引っ張られました……精進します。
    (独特の語感がすごくいい楽曲なので「ずとまよ」おすすめしておきますね……)

    誤字もご指摘ありがとうございます……ただちに修正して精進します……(笑)

    最後になりましたが、素敵な企画を立てていただきありがとうございました~!!

  • 音楽。
    売れるのがいいのか、自分なりの表現を極めるのがベストなのか。そのバランスが難しいなあと思いました。
    命をかける。
    言葉にすると簡単ですが、今作の主人公は、まさに音楽に命をかけていたのだと思いました。
    佳き作品、ありがとうございました。

    作者からの返信

    星埜銀杏様

    コメントありがとうございます!
    商業と芸術の落としどころとでも言うんでしょうかね……。何でも数字で評価できる(しようとする)時代だからこそ、難しいですよね。

    本作では、その懸けていた命は落ちぶれ、砕け散ってしまいましたが、こういうある種のパンクを感じさせる生き様に、何か感じ入っていただけたら嬉しいです。

    繰り返しになりますが、本当にありがとうございました!

  • 音楽(主にロック)を題材とした小説の自主企画へのご参加ありがとうございます、主催者の八壁ゆかりです。近況ノートへのご挨拶もありがとうございました。

    おっしゃる通り、ロックでロールな逸品でした。
    私もカート・コバーンがロックの入り口だったので、27歳になる時は相当身構えましたが、実際はカートを追い越してしまった28歳の時の方がダメージが酷かったです。

    これからレビューを書かせていただきます。
    久々に「読ませる」作品に出会えて嬉しかったです。ありがとうございました!


    追伸
    ミッシェルのラスヘブ時、私はニューヨークに住んでいたのですが、ミッシェル大好きな友人は一時帰国までして参加してました。ミッシェルに間に合わなかった私のささやかな自慢は、アベさんをステージで見たことがあることですね……。

    作者からの返信

    八壁ゆかり様

    早速お読みいただきましてありがとうございます!

    薄暗い話ではありますが、楽しんでいただけたようでよかったです!!
    27才って何の節目でもない数字なんですが、どうしてか人生の岐路の1つような気がしてならない、胸騒ぎのする数字なんですよね。

    私は音源や映像でしかミッシェルを知らないので、羨ましい限りです……!
    一時帰国ですか……それもまたバイタリティに漲っていて羨ましい。

    レビューにつきましてもしっかり読ませていただきます!
    面白い自主企画の立案含め、本当にありがとうございました!
    また何かご縁がありましたらよろしくお願いいたします!

  • 自主企画に参加していただきありがとうございます!

    主人公、なんともやるせないですね。
    つづきが気になるストーリーでした。
    彼がここで折れるのは、個人的には納得のいかない感じがします。
    ロックンローラーは27歳で死ぬ。
    自ら積み上げた過去を捨て、また新たに前を向くような感じだと個人的には嬉しかったです。

    とにかく哀愁漂う作品ですね。
    どういえばいいのか分かりませんが、悲しいですね……。
    嫉妬と憎悪に満ちた人生だったのかもしれません。
    そこに新たな希望が芽生えてくれたらと、思うばかりです。
    年を重ねると、僕もこういう考えになるのやもですね……。

    読ませていただきありがとうございます!


    作者からの返信

    たかしゃん様

    コメント、レビュー等ありがとうございます!

    あえて終わりには広がりを持たせているので、ロックンローラーとして死んだ彼のその後にも希望や絶望を込めた想像を巡らせて頂けたりすると作者としてはとても嬉しく思います。

    繰り返しにはなりますが、お読みいただき本当にありがとうございました!

  • 百一里優と申します。自主企画・大人のための短編小説に参加いただきありがとうございます。

    小説なんて書いて、しかもプロを目指しているので人ごととは思えません。しかも27歳なんてもうはるか昔だし。

    おせっかいかもしれませんが、ちょっとだけアドバイスを。
    「窓際のカーテンレールには THEE MICHELLE GUN ELEPHANT のツアーTシャツが引っ掛けられ、掃き溜めみたいな部屋を見下ろしていた。」という文章がありますが、「窓際のカーテンレールに掛けっ放しの THEE MICHELLE GUN ELEPHANT のツアーTシャツが、掃き溜めみたいな部屋を見下ろしていた。」とした方が、ずっと文章が締まる気がします(個人的な趣味もあるのでなんとも言えませんが)。

    苦いけれど楽しい作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    百一 里優様

    コメント頂きありがとうございます!!
    本気で何かものを作ってる人であれば、きっと何か胸に詰まるものがあるだろうと書いた一篇なので、彼にほんの少しでも自分を重ね、その絶望に寄り添っていただけたりしたら嬉しい限りです。


    表現についてはそうかもしれません!! アドバイスありがとうございます!!

  • 『大人のための短編小説【現代ドラマ、5000字以下。短期企画】 』から失礼します!
    重くて絶望感が漂ってて、個人的に好きな雰囲気でした。タイトルもいいですね!

    †の中は過去の回想で合ってますか?
    普通に時系列かと思って読み進めて、途中でアレ? ってなっちゃったので、「これから回想するぜ!」ということがわかる描写があれば、引っ掛かりがなく読めて、なおよかったと思います。間違ってたらすみません…

    作者からの返信

    ジュージ様

    応援コメント、レビューともにありがとうございます!
    気に入っていただけたら嬉しいです。

    回想です!
    確かにそうですね……。確かに一言何か入れるだけで躓きが取り除ける気がしてきました……。
    的確なアドバイスもありがとうございます!!