天孫降臨の地

作者 銀鏡 怜尚

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★★★ Excellent!!!

 高校卒業を控えつつもお互いに進学先や夢が異なるため、遠距離恋愛を迎えようとするある高校生カップルのお話です。

 主人公の志峰と宜脩の二人が宮崎弁を使用することがポイントで、同じ日本語なのにこうもお互いに可愛らしく見えてしまう……そんな不思議な気持ちになります。方言が持つ不思議な魅力に、私も思わず引き込まれてしまいました。
 また宮崎県の歴史や神話などのお話もしっかりと作中で説明されており、作品の世界観を神秘的なものにしている点も魅力です。高校生らしい恋愛における心理描写も、まさに青春を思わせるような素敵な描写です。

 短編小説でありながら読む人の心を温かくするこの作品、一人でも多くの読者さまに読んで欲しいと思います!

★★★ Excellent!!!

方言が可愛らしいです♪(男の子も女の子も)
恋に受験に、将来に全力疾走な青春ラブストーリー。

その舞台として選ばれた、宮崎県のとある場所がとても幻想的で、ふたりの青春をより美しく演出しています♪

ショートショートの短い作品ですが、読後には充実感が味わえます。

★★★ Excellent!!!

タイトルの『天孫降臨の地』である高千穂を含む宮崎が舞台の物語。

恋人同士の高校生ふたりの物語です。
宮崎弁で進むふたりの会話。
高校生らしい迷いや焦り。

そして神話の地、高千穂から始まる物語とは。

厳かな夜明けから神々しい光が差し込み、心の中まで明るく照らしてくれるようなお話です。
爽やかな読後感。
ぜひお手にとってみてください。

★★★ Excellent!!!

卒業後のふたりの進路は、北海道と九州。あまりにも遠すぎる距離。
さみしくて辛いとふさぎ込んでいる志峰を、宜脩はドライブに連れだした。
目指すさきは、古事記ゆかりの高千穂。

九十九折りをぬけて、黄金色にかがやく雲海とご来光。
拝んでみたくてたまりません〜!
進路が別れても、いっしょに歩いたこの道を一生忘れないのでしょう。
2人の行くすえに幸あれ〜〜!(*´ω`*)

★★★ Excellent!!!

光のなか交わされた誓いを、忘れることはないのでしょうか。
人生は一瞬で、光の速度で過ぎ去っていきます。
志峰と宜脩。運命に引き裂かれることが決まっている二人の誓いは、
切なく、しかし地方の言葉が巧みに織り交ぜられているせいか、
暗くなりすぎず、明るい日常を描いています。このバランス感覚は、
一見派手で物語の全面に出てくるものではありませんが、作家という人種にとって、絶対的に不可欠な要素だと思います。
両者の橋渡しをするのが、家族という「あたたかさ」なのでしょう。この作品はそんな愛を思い出させてくれます。

★★★ Excellent!!!

宮崎での恋愛模様を描いた作品です。

まず何がいいかというと、僕の思い出の地だったのでそれだけで星3つです(笑)

というのは、冗談で、きちんと方言を使っていること、宮崎の畜産業が盛んなことを書いてあること、天孫降臨の地への描写が明確にあることがよかったです。

思い出を呼び起こすためには、その場所だけでは足りません。

それ以上に明確な描写が読者には必要で、筆者はそれをきちんと書いてある所に好感が持てます。

方言の愛の告白もグッド!

次の作品にも期待して星三つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

とある高校生カップルのお話。
読了後、ふわふわした気持ちになりました。

大学進学を機に、彼氏と離ればなれになる彼女。
そんな彼女の寂しさが、こちらまで伝わってきます。

ラストシーンでの彼氏からのあの言葉!
私が言われたわけでもないのに、キュンキュンしてしまいました。

二人とも、お幸せに!
あぁ、私も一生に一度でいいからあんなこと言われてみたい!!

★★ Very Good!!

2,000文字という制限では、どうしても読者の共感を呼ぶ設定が必要だと思いますが、作者はそれが上手いです。
宮崎の畜産農家の息子が北海道の畜産大学に行くという設定は、いかにも有りそうで、腑に落ちます。しかも、無理なタイムスケジュールにならないように、その後のイベントの段取りも抜かり無く。憎いですねえ。
ところで、東国原元知事はしきりと宮崎県の特産品をアピールしていましたが、高千穂周辺の観光ルートもアピールしていたんでしょうか。観光というと、シーガイアを連想していましたが、宮崎県には未だ未だ魅力がたくさん埋まっているのでしょう。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。もっと早く書くつもりでしたが、スリーアローズさんのレビュー時刻から間が空くのを待っていました。
閲覧者の方へ)この作者の作品で、同じく宮崎を扱った短編に「ブーゲンビリア」が有ります。読み比べてみると面白いですよ。

★★★ Excellent!!!

 宜脩くんが目指す未来を聴いている志峰ちゃんの姿を見ていて、切なくなるのを感じていました。
そして志峰ちゃんに感情移入しておりました。
 宜脩くんは未来へも、彼女への気持も本当にまっすぐで、純粋で。といっても、ふたりとも純粋だからこそ、読ませて頂いていてキュンとするものが伝わってくるのかと感じています。
 高千穂はまだ訪れたことがないので、神話とも絡んでいるとなれば是非行ってみたくなります。
 輝かしい光景を背にした宜脩くんと志峰ちゃんの姿、ぐっときました!

★★★ Excellent!!!

この爽やかな読後感、本当に素敵です。
高校生というまだ完全に大人になりきらない年頃でありながら、自分自身をしっかりと持つ志峰と宜脩。その志を揺るがすことなく、自分にとって大切なものを迷わずに選び取っていくその姿に、心を打たれます。
しっかりとしたストーリーの中に、高千穂の幻想的な美しさがとても自然に織り込まれ、一層この物語を印象的にしている点も見事です。

若々しい爽やかさと美しい情景を同時に味わえる、素敵な物語です。

★★★ Excellent!!!

北海道へ行って畜産の夢を追う彼氏。宮崎に残る自分。まだ高校生の二人に迫る選択の刻。離れたくはないけど、彼氏の夢を壊したくもない。
切ない想いのまま、初心者マークの車に載って彼氏とのドライブ。行った先でのサプライズ!
若いっていいなあ、そんなことをおもうジジイでありました(・∀・)

★★★ Excellent!!!

高校卒業後の進路。互いに夢を持っているが、それを追いかけるためには遠く離れなければならない。これはとても辛いことです。
そんな状況下のカップルを描いた物語。
舞台は宮崎県です。

後半からラストシーンにかけて、カップルを通して舞台の地が描かれておりますが、このお話を読めば必ず訪れてみたくなるでしょう。
おひとりでも、もちろんOKです。恋人同士なら、さらにお奨めです。

これから二人は楽しいことだけではなく、悲しく辛いことにも遭遇するでしょう。そんな時は思い出すはずです。この街で、土地で、一緒に見たあの風景を。故郷はいつまでも、心強い味方ですから。

★★★ Excellent!!!

ショートショートの中に織り込まれた、高校生の夢と現実、そして、サプライズ。

こちらの作家さんならではの知的で確かな筆力によって、揺れ動く気持ちが表現されています。

そして宮崎弁で語られるセリフから、人生の岐路に立つ不安が切なく響いてきます。

いつか… ふたりの幸せな願望は、きっと成就するはず!
だって、真剣な彼らを応援したくなるのは、私だけじゃないはずだから。

★★★ Excellent!!!

主人公が高校生三年生だけにやはりどうしても目先には受験、卒業、そして卒業後という問題が大きく立ちはだかってきます。この作品はそんな時期の高校生の恋愛を、初々しく爽やかに表現した部分が素敵な作品です。高校生でそこまで話が飛躍しちゃう?という個人的な感想がなきにしもあらずなのですが、そういう無謀さも若さの特権と微笑ましく思いました。