それっぽい宮崎の純愛物語。

2,000文字という制限では、どうしても読者の共感を呼ぶ設定が必要だと思いますが、作者はそれが上手いです。
宮崎の畜産農家の息子が北海道の畜産大学に行くという設定は、いかにも有りそうで、腑に落ちます。しかも、無理なタイムスケジュールにならないように、その後のイベントの段取りも抜かり無く。憎いですねえ。
ところで、東国原元知事はしきりと宮崎県の特産品をアピールしていましたが、高千穂周辺の観光ルートもアピールしていたんでしょうか。観光というと、シーガイアを連想していましたが、宮崎県には未だ未だ魅力がたくさん埋まっているのでしょう。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。もっと早く書くつもりでしたが、スリーアローズさんのレビュー時刻から間が空くのを待っていました。
閲覧者の方へ)この作者の作品で、同じく宮崎を扱った短編に「ブーゲンビリア」が有ります。読み比べてみると面白いですよ。

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