随分と昔、ロシアでなくソ連が存在した冷戦期の映画で、「メテオ」と言う彗星パニック物がある。
大筋は後の「アルマゲドン」と概ね同じ。ブルースウィルスの男気に惚れ惚れとした「アルマゲドン」は名作には違いない。
でも、特撮映像の発展期に作られ、見直すと映像的には物足りない「メテオ」の方が終幕時に感無量となる。だって、米国とソ連の核ミサイルが仲良く並んで彗星に突っ込んで行くんですよ。人類の未来に想いを馳せるじゃないですか。
本作品は、それと同じような気持ちを抱かせます。
ロシアがウクライナに侵攻している今だから余計に、そう思う。