概要
毒かもしれない果実でも、極限状態なら食べるだろうか
夜が来ない不思議な空、奇妙な植物、赤い砂だらけの大地。友達と学校から帰る途中で迷い込んだのは、人の気配がない静寂の世界だった。
生きるために水を探すが見つからない。次第に衰弱するなかでやっと光明を手にしたが、命を落とすかもしれないリスクもあった。
この果実、食べるべきか、捨てるべきか――
生きるために水を探すが見つからない。次第に衰弱するなかでやっと光明を手にしたが、命を落とすかもしれないリスクもあった。
この果実、食べるべきか、捨てるべきか――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「現実では経験できないこと」を経験させてくれる究極の創作。すごい。
この作家さまの大ファンです。
美しい文章、生み出される世界観、文章を目で追うだけで「どこでもドア」をくぐったようにその世界に連れていってもらえる表現力、作品に見え隠れするファンタジー感とある種の厳しさ…。
語りつくせないのですが、今作も素晴らしかったです。
今作の舞台となるのは、想像したこともなかったふしぎな世界。
ふしぎな世界のふしぎな物語にドキドキしていたはずが、身体中にいつのまにか棘が刺さっていて、読後、現実に戻った後もその棘が刺さったまま…みたいな、読後に訪れるカタルシスに浸っています。
きっとこれから、なにかを選択をするたびにこの物語を思い出すと思います。
空想の世界を楽しませて…続きを読む