本音を語り合える友人。
涙を見せられる恋人。
辛い時に抱き締めてくれる家族。
そんな『大切な人』を【テーマ】の一つとした作品を募集します。
私の作品です。
『僕の隣には誰も居ない』
佐藤光青は、学校に馴染むことができなかった。
会話が苦手で、何気ない会話ができる人、ましてや友人など一人もいなかった。
そして、やらないといけないと分かっている勉強にも手が付かなかった。
家族は、深夜まで遊んで帰ってくる母と、仕事でほどんど帰って来ない父の二人だけ。
家にいるのはいつも自分一人だけだ。
気を紛らわす為に始めたゲーム『バアル』も、人生に疲れてやる気がなくなり、できなくなってしまった。
生きる理由がそのゲームだった光青は、人生に疲れ、自殺する。
しかし、再び目が覚める。
病院の病室かと思い目を開けると、そこにはゲームで見たキャラクターの姿があった。
舞台はザミエル帝国。
ザミエル帝国には、火、水、風、土、光、闇の六属性の魔法を極めたとされる六人の英雄
と皇帝が国を築いたという歴史があった。
六人の英雄の子孫は、魔法によって英雄の一族と呼ばれる自身の祖先の誰かを、魔法によって顕現させることができた。
しかし、『バアル』へ転生した主人公は顕現させることができず、前世のこともあって孤立していく。
そんな中、キスト学園に通う主人公達英雄の子孫は、バアル魔神教と呼ばれる悪魔信仰者達に、悪魔の王であるサタンを完全に顕現させるための触媒として狙われることになるが．．．．．．
https://kakuyomu.jp/my/works/16816700428655239911
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