とある夢を見ている主人公。母と一緒にいる夢。静かで、ゆったりと進む心地よい夢…ですが、主人公は母の顔を知らないのです。まるで清らかな小川のような文章は、本当に夢心地のようでして、物語後半に起きる恐ろしい出来事からラストまでも、綺麗な流れでした。愛情の形は人それぞれ。強弱だって人それぞれ。皆さまもぜひお読みになられてくださいね。※この度は「おばけのお話募集」企画にご参加くださりありがとうございました
・こんな人におすすめ 想像を膨らませながら物語を読む人・個人的にここが良い! 構成・読後の満足感 まん丸 (´;Д;`)・感想 この作品、豹変します。 コメント返信の「この母子は、お互いを愛してはいます」に「あ、そうなんだ」と驚きました。
素敵な夢。それは誰にとっての素敵な夢なのか。 冒頭から本編への流れで、作中の夢は語り部が願って見た夢のように予想される。 夢の内容は至って理想的。会ったことのない亡き母に会う夢。 しかし、夢は次第に異質なものへ変貌して行く。 夢の描写に対して「写実的」と形容するのはおそらく正しくないだろうが、この作品は夢の世界の不可解で矛盾した様子を、的確に捉えて文章化している。 主人公と一緒に夢を追体験するような感覚だった。 執筆お疲れ様でした。
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