概要
俺達を導いたのは、きっと……。
務武と安里は、小学生の頃からの幼なじみだった。二人の絆をより一層深めたのは、小さな商店で買うサイダー。暑い日も寒い日も、祝い事がある度にサイダーを買って乾杯を交わした。月日が流れ、いつしか二人の友情は愛情へと変わっていく。
しかし、務武は東京の大学に行き、二人は疎遠になってしまう。そして、務武は新しい女性と出会い、選択の時を迫られる……。
久藤アンヨさんが素敵な企画を作ってくださったので、この機会にKMTも短編小説に初挑戦してみました! まずは第1弾! 全3話の純愛溢れる恋物語をどうぞお楽しみください♪
※天地ソウゾウ祭-水無月杯'20- 応募作品 テーマ『サイダー×岐路に立つ』
しかし、務武は東京の大学に行き、二人は疎遠になってしまう。そして、務武は新しい女性と出会い、選択の時を迫られる……。
久藤アンヨさんが素敵な企画を作ってくださったので、この機会にKMTも短編小説に初挑戦してみました! まずは第1弾! 全3話の純愛溢れる恋物語をどうぞお楽しみください♪
※天地ソウゾウ祭-水無月杯'20- 応募作品 テーマ『サイダー×岐路に立つ』
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!サイダーの瓶の向こうに青く透けて見える恋。
何といっても、サイダーのガラス瓶を開けて泡立つあの瞬間が、脳裏に鮮やかに蘇ってきます。小学生の幼い男女が地元の小さな商店で買うサイダー。なけなしの百円玉を小さな手のひらにぎゅっと握り締め、爽やかな喉越しを夢見てわくわくしたことは誰しもあるのではないでしょうか?
大学生になった主人公は、新しい恋愛に踏み出すかどうかの選択を否応なく迫られます。美人からのお誘いに浮かれながらも、心のどこかで抱いた違和感。それを必死に思い出そうとしていたその時、ふと転がり出てきたのは――。
青く透き通ったガラスの色に、私は思わず「青春」を重ねてしまいました。甘酸っぱくて至らなくて、綺麗だけど全然爽やかじゃなくて…続きを読む